久しぶりのアオサギ

高町池で久し振りにアオサギに出会いました。春や夏では池の中や岸辺に居て、餌を捕ったり、釣り人の背後に佇み、おこぼれをねだったりしてゐました。もともと渡り鳥で夏季にユーラシア大陸中緯度地方で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸中部、東南アジアなどへ南下し越冬する鳥です。

日本では亜種のアオサギが夏季に北海道で繁殖のため飛来し、冬季に九州以南に越冬のため飛来するさうですが、本州・四国では周年生息する留鳥になってゐるやうです。高い木に止まってゐましたが、寒いのか首を縮めて顔を背に埋めてゐました。声を掛けたら顔だけ動かしちらっと見てくれました。

アオサギと言いながら青みを帯びた灰色をしてゐます。日本の古代の青は、現在の青色・緑色・紫色・灰色のような非常に広い範囲の色を総称した色だったのです。それで灰色なのにアオサギと名が付きました。英語ではGrey Heronと言ふさうで、ハイサギです。