昨日、カエデは「楓」と書くが本当は「槭」が正しく、「槭」の字が当用漢字に無いので「楓」の字を借りてきたといふ話をしました。それでは「楓」とは何かというと、「フウ」と呼ぶフウ科フウ属の植物です。ちなみにカエデはムクロジ科カエデ属で木としては全く別物です。
フウには単なるフウ（タイワンフウ）とアメリカフウ（モミジバフウ）とがあります。東洋原産のフウがタイワンフウ、アメリカ原産のフウがアメリカフウなのです。両者は葉っぱの切れ込みがちがいます。三枚目上段がタイワンフウで三枚に分かれているのでサンカクバフウとも言います。
下段は5~7裂に葉に切れ込みがあるアメリカフウです。カエデの葉に似ているのでモミジバフウ（紅葉葉楓）とも呼ばれます。フウはカエデに勝るとも劣らずきれいに紅葉します。千里ニュータウンには何カ所かフウの並木道があります。写真は佐竹台5丁目、6丁目辺りの並木です。
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