11月23日　「ｼﾞｪﾐﾆﾏﾝ」見る

この日は、渋谷に打合せに行ったついでに、映画を見て帰りました。
ｳｨﾙ・ｽﾐｽというﾊﾘｳｯﾄﾞの大ｽﾀｰが出た、ｱﾝ・ﾘｰという巨匠が監督した、ｱｸｼｮﾝ映画だったのですが。
しかし予告映像はあまり面白そうでなかったので、見る気は無かったのですが、若いｳｨﾙ・ｽﾐｽのCGに金が掛かったと聞いて、見たくなりました。
51歳のｳｨﾙ・ｽﾐｽが、自分の若いｸﾛｰﾝと戦う話です。
ｱｸｼｮﾝは面白いと思いますが、ﾊﾞｲｸで殴ったりとか、もうﾘｱﾘﾃｨｰは無いと思いましたが。
何よりも、この映画の最大の欠点は、若い方のｳｨﾙ・ｽﾐｽの心理描写の辻褄が合ってない点です。
自分とそっくりの中年のおじさんと戦って、最初から不思議に思わなかったのでしょうか？　上司から「この男を殺せ」と言われて、その時点で写真を見たら、そっくりなので動揺すると思いますが。戦った後も、若いｳｨﾙ・ｽﾐｽは、孤児ではないと知って悩んでましたが、戦う前から自分の存在に気付かないなんて、余程、鈍感なのか、と思いました。
最後も、何で若いｳｨﾙ・ｽﾐｽが育ての義父を裏切って、年老いたｳｨﾙ・ｽﾐｽと仲良くなるのかの説得力は欠けていると思いました。
何となくご都合主義で、物語はいつもの感じで進んでいく気がしました。
映画としては赤字らしいので、失敗作となると思いますが。
物語をもっと面白くしないと、ﾋｯﾄはしないんんじゃないかなと思いました。