畏友鈴木慶彦さんから案内があり、彼がピアニストの鈴木架哉子さんと組んで開催して
いる歌曲コンサートに行って参りました
案内メールにいわく：
わが国では歌曲というと日本歌曲以外ではドイツ、イタリア、フランス、ロシア
あたりが広く歌われ、英語圏にもたくさん歌曲があるにもかかわらずそれほどポ
ピュラーにはなってこなかったようです。近年は英米歌曲を歌う歌手も増え、耳
にする機会も増えたように思いますが、今回はそんな英語の歌の中からよく知ら
れた名曲も数多く取り上げてまいります。
毎回のことですが「普通の人がやっているようなコンサートはやりたくない。で
もやっている人も聞いている人もつまらないと思うコンサートはやりたくない。」
ということで、普段あまり聴くことのない英語の歌詞による歌曲は、英米作曲家の他に
アメリカ在住のロシア人ストラヴィンスキーや、イタリア系のアルジェントなども含めて
ワタシもその殆どが初聴でありました
とはいえ、民謡に基づいた曲などは聴いたことがある、客席の声でも「あれは何の
曲だっけ」とそこら中で耳にしましたが、ワタシは上品なので「向う横丁のタバコ屋の」
だと思っていましたが、一般的には「たんたんタヌキの金〇は」でしょう
慶彦さんのお歌いになったヴォーン＝ウィリアムズの”Songs of Travel"は事前に
YouTubeでブリン・ターフェルの歌ったものをおさらいしておきましたが、RVWの作品は
いかにもイギリスの作曲家らしい、中庸を弁えた節度のある知的にして上品なもの
ですから、身構えることなく拝聴いたしました
慶彦さんはもちろん、他の歌い手さんたちも声も歌唱も水準の高いものでしたし、
全曲を伴奏された鈴木架哉子さんのピアノもまた結構でした
この手のコンサートには珍しく字幕も用意されていたのはありがたかったです
ワタシは眼鏡を忘れて行ったのですが、充分に大きなフォントで、小ホールということ
もありましたので距離的に近く、モザイクの利いたHヴィデオを見るような眼をすれば
読み取り可能でした
会場にはOB合唱団の練習日であるにも拘らず、義理堅いアンディーパパさんの
お姿もありましたが、一方でこれまでの常連であったTKPさん、HMYさん、SKDさんを
お見受けしなかったのは、アリババが解散して縁が切れたためでありましょうか
慶彦さんの名唱は、ご許可を頂いて撮影いたしましたので、後日YouTubeにアップ
いたします
【プログラム】
�機�D.アージェント：6つのエリザベス朝の歌より 新宅かなで（Sop）
�供�B.ブリテン：民謡曲集第３集より 佐藤雄太（Ten)
�掘�R.ヴォーン＝ウィリアムズ：旅の歌より 鈴木慶彦（Bar)
�検�I.ストラヴィンスキー：歌劇「放蕩者のなりゆき」より 佐藤雄太（Ten）
�后�L..バーンスタイン：「音楽なんて大っ嫌い」より 茂木真由美（Sop)
�此�R.クィルター：5つのシェイクスピア歌曲 渡辺有夏（Mez)
�察�A.コープランド：古いアメリカの歌 石橋佳子（Mez)
アンコール M.リー：「ラ・マンチャの男」より 見果てぬ夢 全員
ピアノ伴奏 鈴木架哉子
【11.8付記】
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