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2019年11月06日21:56

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2019年 8月17日(土) ヴェネツィアへ移動

現在ペーザロからローマへ行くのは案外面倒だし、時間がかかる。そこで今回はAsianaの仁川行き直行便のあるヴェネツィアから帰国することにした。
当初ペーザロ発09:19のICに乗ろうと思っていたが、チケットの購入が遅れ完売となってしまった。そこで少し早いが08:31発のリジョナーレに乗車することにした。その列車は乗り換えのボローニャに定刻の10:26に少し遅れて到着した。ここから11:33発のイタロ8908でヴェネツィアへ向かう予定だ。1時間もあるので、どのようにして過ごそうかと考えるくらいである。ところがである、正確な運航で定評のイタロが30分以上遅れている。案内ボードを見るとTrenitaliaの列車も軒並み大幅な遅れだ。どうも信号系統のトラブルのようである。結局その列車は1時間程遅れてボローニャに到着し、ヴェネツィア・メストレには1時間半程度遅れて14時過ぎに到着した。今日から2泊の宿はホテル代の高いヴェネツィアを避けメストレにした。メストレに泊まるのは初めてなので、駅前で評判の良い「ベスト・ウェスタン・プラス・ホテル・ボローニャ」にした。駅前のはずだがパッと見では見つからない。あちこち駅前をうろつき、駅前通り左手すぐの「Illy」コーヒーの看板のかかっているところの角だとわかった。確かに駅から近い。部屋も悪くないし、1階のロビースペースも十分とってある。
この日は部屋で一段落すると列車でサンタ・ルチーアに行き、ヴァポレットでサン・マルコへ。ドゥカーレ宮殿は何と夜の9時まで(08:30開館、土日は夜23:00時まで。いずれも入館は閉館時間の30分前まで)であったので、迷わず入場券売り場の列に並んだ。まだ非常に明るいとはいえ17:30過ぎ、列は短く17:40には入館できた。まず中庭に立ちサン・マルコ寺院のドームを背景にしたこの中庭を囲む建物の美しさを愛でる。そしてまずはトイレに。ここではおばさんが個室を指定する方式だ。さていよいよ通常ルートに向かう。まずは黄金の階段。確かにここの天井はすごい。上を見ながら登ってゆく。しかし驚きは次々にやって来る。だいたい天井はどこも豪華絢爛だ。武器の展示エリアを抜けると非常に広い大評議の間Sala del Maggior Consiglioだ。ここの正面にはティントレットの油彩「天国」がある。そして開かれた窓からは対岸の島が美しい。吟味の間Sala dello Scrutinioもかなり大きな部屋で、ここも周囲に戦争画が飾られている。「レパントの戦い」を描いた絵には私は特に興味をそそられる。そして石むき出しの狭い通路が「ため息の橋」だ。ここからはわずかに石の格子を通して運河や対岸の島が見える。ここを通る囚人にとっては投獄される前に見られる最後のヴェネツィアの景色となるのだ。このドゥカーレ宮殿を出るともう午後8時だった。これでも割と簡単に観たつもりだ。それだけ見るものが多い。
大運河沿いのリヴァ・デッリ・スキアヴォーニに出て「ため息の橋」を表から見る。確かにケンブリッジの「ため息の橋」に似ている。この道のあたりを少しぶらついた後、ヴァポレットと列車でメストレに戻る。
イタロの車内で放送があったのだが、イタロではこの遅延に対し25%のリファンドをすると言う。ボローニャからメストレまでエコノミー1人わずか€12.90という格安料金でもリファンドするのだ。ちょっと感激。
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