今日も朝はもやっていたが、運を天に任せシュレーガイス＝シュタウゼーからフルトシャーグルハウスFurtschaglhaus2,295mと言うドイツ山岳会ベルリン支部の山小屋までのトレッキング・コースにチャレンジすることにした。往復で6時間、難易度Leichtのコースだ。ちなみにこのコースはベルリーナー・ヘーエンヴェークBerliner Höhenweg（あるいはチラータール一周ルートZillertaler Runde）の一部で、この小屋から東に向かうとシェーンビヒラー・ホルンSchönbichler Horns 3134 mの近くを通り次の小屋ベルリーナー・ヒュッテに至る。最高点は3,090mで難易度はシュヴェアーだ。
駅前から09:10発のルート4102（Mayrhofen - Ginzling - Schlegeis Stausee）シュレーガイス＝シュタウゼー行きのバスに乗車。ベルリーナー・ヒュッテへ行く時に降りるブライトラーナーを出るとすぐにバスは停車する。この先は有料道路で片道交互通行なのだ。ゲートが開くのを待つ車は2列縦隊で待つ。ちなみにマイヤーホーフェンからシュレーガイス＝シュタウゼーまでのバス料金は大人€7.50（シニア€4.80）だがその他に「Maut O/W」と言うのが €3.40取られる。これが有料道路の通行料だ。ゲートを抜けると、右に左に急なカーブを切り、またトンネルをいくつか抜ける。前方に巨大なSchlegeis Staumauerというアーチ・ダムが見えてくる。高さが131m、内側の幅が725mある。道路はこのダムにはあまり近づかず、トンネルをくぐり湖畔に出る。駐車場の奥のレストランBergrestaurant Schlegeisの手前がバス停だ。10:12の予定時刻に少し遅れて到着。ここでトイレを借り€0.50、湖畔の道を南西に向かう。約1�卻發い燭箸海蹐砲發Π譴鎮鷦崗譴�あり、ここまでは広い舗装道路がある。この先の草地はヘリポートとして使われる。
この駐車場の左手に橋があり、これを渡ったところの右手には売店のようなgletscherhütte tuxと言う店があり、この先にはオーストリア国境を越えたところにPfitscherjoch Hausという小屋がある。我々はそちらには向かわず、ここを左に曲がって湖岸に沿った未舗装の道路を取る。Helmut’s Fischerhütteと言う小屋の前を通過し、この細長く美しい湖に沿って南南東へと進む。途中には南側のイタリア国境沿いに聳える高峰から崩れ落ちてくるガレ場などもあり、先日味わった大岩の落石もあってこわごわとそして速やかにそこを通過する。対岸にかなりの水量が流れ落ちる落差のない滝が見えてくると湖の幅は狭まってくる。そしてさらに狭まるとこの湖先端の石を積み上げたような橋に至る。ここまでは湖岸の道なのでずっと平たんだ。橋を渡り切ったところで（11:25）フルトシャーグルハウスへ向かう右への道を取り、少し車道を登ると左手にいよいよ登山道への分岐が現れる。ところが次第に空模様が怪しくなってきた。ここまで来たのだから少し登って様子を見ようと登り始める。しかし5分ほど歩いたところで、バックすることにした（12:30）。分岐のところまで来ていた2つのパーティーも戻ったようだ。橋まで戻ったところでは雨はほとんど降っていなかったので、せっかくここまで来たのだからと橋を渡らずに湖岸道路を滝まで行くことにした。途中までは全く問題のない未舗装の車道であったが、その先はちょっと荒れていた。ようやくたどり着く（13:00）とやはりそこは水力発電のための排水溝のようで、大量の水がトンネルの中から流れ出ていた。ここで本格的な雨となったので急いで橋の方へ取って返した。途中で雨具をはおりまた履いたが、すごい降りだ。ヒュッテに向かわず引き返したのは正解だった。橋を渡って少し歩くと左手に小屋があった。そこにはかなりの人々が雨宿りをしていたが、雨が小降りになってきたのでぼちぼち出発する人も出てきた。ヘルムーツ・フィッシャーヒュッテに着くまでには雨は完全にやみ、我々も雨具を脱ぐ。
ベルクレストラン・シュレーガイスに戻り（14:40）、私はシュニッツェルとラドラーを注文しバスまでの時間を待つ。帰りのバスは16:00発なのだが、それらしいバスが来ず、変なバス（外装がおかしく、「Ersatz Bus」の表示）が変な場所（正規の停留所でない場所）に停まっていた。皆が乗るのでこちらも乗ったが内部は通常のチラータール・バーンの路線バスだった。北欧からの団体客が後ろの方の席をすべて確保しており、私は終点までたっていなければならなかった。かなり荒い運転をする運転手で、おかげで定刻の16:50には郵便局に着いた。ホテルに戻るとこの日もサウナで疲れを取り、おいしい夕食とお気に入りのチラータール・ビーアのラドラーで夕食を楽しんだ。
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