巨大台風の脅威

ともかく台風１９号は過ぎ去った。でも、書くまでもなく今回は日本列島がすっぽり暴風域に入るような超巨大台風。都路の被害はこれから確認するつもりだが、お隣の畑が全滅。田んぼにも被害が出ているようだ。でも、ここでは起きていない停電が田村市の中心部の船引町で出ているので、まだ都路はマシかもしれない。いちばん恐れていた開口部の破損（わが家は雨戸がない）も起きずに済んだ。

テレビでは盛んに千曲川の氾濫について触れている。私たちは都心の多摩川や荒川の氾濫ばかりに気を取られていたが、むしろ北上した台風の方が大きな災害をもたらしているようだ。福島県内では阿武隈川の沿岸で氾濫が起きている。本宮市、白河市も被害の報道があるから、中通りがいちばんひどかったのかもしれない。

実は本日、南相馬市を取材する予定だった。普段なら何とかなるので強行の見通しだったが、ＪＲ東日本の計画運休が決まったあたりで編集者が中止を判断。その南相馬市で２５歳の若い市職員が水死したという。このニュースには驚いた。とても取材どころの話ではなかったのである。それにしても６１年ぶりの巨大台風。相手は生易しいものではなかった。