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2019年10月11日10:57

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10月9日 市馬落語集  国立演芸場

10月9日 市馬落語集  国立演芸場
普通に面白い落語を聴きたかったら市馬を聴け、と言われるが
市馬師匠の落語は普通じゃない、見事な新解釈の「らくだ」を聴いた。
国立小劇場の「らくだ」は衝撃的で、引きずりまわされて終わったが
今日は味わって聴けました、そして新解釈が凄く良い、と感じました。
普通に演じて面白いのに、新解釈を入れ込むなんて、追従を許さない。

柳亭市坊  真田小僧
柳亭市童  洒落小町
柳亭市馬  品川心中(上)
柳亭市馬  らくだ

市童さんの、絨毯シャレにぶっ飛んだり、
品川心中の金蔵のバカさ加減が凄かったり、したものの
今日の「らくだ」の完成ぶりが、大収穫の落語会です。

大家さんに死人のかんかんのう踊りを見せつけて
腰を抜かさんばかりに怯える大家さんを見て
屑屋さんの心境がガラッと変わる様が聴き所
大家だって威張っていても、これしきで驚くのか
大家の肩書で、俺を見下しているだけか
大家が肩書で威張るなら、俺はかんかんのが有るぞ
なんか楽しくなっちゃった、と、菜漬けの樽を貰いに行く
貧乏人と蔑んでいても、おれにはかんかんのうが有るぞ。

虐げられたエピソードを語るより、開き直りに共感と感動が
やっぱり落語は、庶民の娯楽、庶民の憂さ晴らし、
市馬会長、今後もよろしくお願いします。

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