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2019年08月30日06:46

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エノコログサ(狗尾草)

近くの千里高校の校庭の端っこにエノコログサ(狗尾草)が生えてゐます。夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になりました。漢字では「狗(犬)の尾の草」と表記します。ちなみに英語では狐のしっぽで「Foxtail Grass」です。

仲間はいくつか見られ、穂が垂れないエノコログサ、穂が垂れるアキノエノコログサ、穂が紫色のムラサキエノコログサ、金色に見えるキンエノコロ・コツブキンエノコロ、粟との交雑種のオオエノコロ 、浜に咲くハマエノコログサなどです。

穂を猫の前で振ると、猫がじゃれつくことから。ネコジャラシ(猫じゃらし)とも呼ばれます。穀物のアワ(粟)の原種とされ、交雑もよくおこります。基本的に穀物であるので、脱穀して食用にもできます。近代以前の農村では、飢饉の際にカラスムギなどと共に食用にしたこともあったやうです。

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