先日の夜、うちのマンションの自転車置き場でコガネムシのようなものがひっくり返ってじたばたしていた。よく見るとコガネムシではなくてセミの幼虫だった。ここには大きな木がいくつかあって、毎年夏になると木にセミの抜け殻がいくつか付いているのだが、この幼虫は地面から出て来て木に登る途中で落ちたのか、あるいは木がどこにあるのか分からなくて探しているうちにひっくり返ってしまったのだろう。僕はその幼虫をつまんで近くの木にくっつけてやったら、幼虫はノロノロと登りはじめた。暑いしそのままじっと見てるわけにもいかないので部屋に帰った。次の日、自転車置き場の横の木を見てみたのだが、そこにセミの抜け殻は無かった。あたりを見回してみたのだが、幼虫の死骸らしきものも無かった。あの幼虫はちゃんと脱皮してセミになれたのだろうか。
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