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2019年08月25日10:26

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俺の夏休み2019〜前編・茨城県北と浜通り(2日目)

2日目、8月21日の朝を迎えました。
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宿を出発し、まずはウオーミングアップ。
十五町目交差点から、いわき駅へと場所を変えながら新常磐交通のバスたちを撮影します。
夏休み中とはいえ、一部の便には立ち客が出るほどの活況も。
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さて新常磐交通では、毎月1・11・21日のバス利用促進デーに限って利用できる専用回数券が発売されています(販売額1,000円で、100円券10枚と50円券8枚のセット)。
この回数券を使って、いわき市周辺の同社バス路線に乗ってみましょう。

まず選んだのが、(急行)いわき駅〜富岡駅線。
福島第一原発事故による富岡町の避難指示区域解除(一部地域を除く)にあわせ、2017年4月1日に運行を開始した歴史の浅い路線です。ただ、1970年代には同区間の路線が存在していたようですから、事実上の復活といえるでしょう。運行開始当初から興味をもっていた路線で、今回ようやく乗車の機会を得ました。平日4往復・土曜3往復の運行。
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いわき駅前8:45発→富岡駅前9:55着の2便目に乗車します。
やって来た車両は、いわき200か729(日野レインボー・2KG-KR290J3)。
乗客2人をのせて発車します。
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バスは国道399号線、それに続く国道6号線と北上を続けます。
もう1人の乗客は市街地区間の神谷住宅口で降りてしまい、残る私の貸切状態が終点まで続きました。

道の駅よつくら港を過ぎたあたりから、ようやく海岸線が迫ってきたことを実感。
最初は防潮堤が続いて海の様子を目にすることはできませんが、国道を外れた県道355号線を走行するうちに太平洋が姿を現しました。
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国道に戻ったバスは、広野町・楢葉町と北上を続け富岡町へ。
終点の富岡駅前に到着です。運賃は1,350円。
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このあとバスは、同日から運行を開始した富岡町内循環線に就役するようで。
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東日本大震災で全壊した富岡駅は、津波対策などを実施したうえで駅の位置を発災前から100mほど北に移設。駅周辺もどことなく新開地の雰囲気が漂います。
町の人口が12,876人(今年7月末の住民登録人口)に対し、町内居住者数は1,085人(8月1日現在)。
https://www.tomioka-town.jp/soshiki/jumin/jumin/hinansya_ninzu/2627.html
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駅の跨線橋から眺めた常磐線の浪江方向。
本年度末の運行再開を予定しています。
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同じく海岸方向。
防潮堤を目にすることができます。
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常磐線670Mで、いわきに戻ります。
可能ならば、さらに新常磐交通の富岡駅〜ゆふね〜川内車庫線に乗り換えたいところですが、次は13:30発となるため当日中の帰還が困難になってしまいます。
671Mからの折り返しで、降りた乗客の中には18きっぱーらしき人々も。
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太平洋を眺めながらの走行。
富岡までの運転再開から間もなく2年を迎えるとはいえ、この界隈で5連ながら「都会の匂い」を運ぶE531系電車に揺られることへの強い違和感と、某予備校の奇抜なドアステッカーを目にしたときの衝撃…。
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いわきに戻っても、磐越東線の次の発車まで2時間以上あります。
そこで、新常磐交通のバス路線に再び乗車することに。

狭隘路線で知られる永井入口〜差塩仲町線は、朝夕1往復だけ(上三坂線で乗換)。
何度か乗車したいわき駅〜豊間〜江名〜小名浜〜泉駅線も1時間超待ち。
おとなしく、小名浜方面を往復するだけにしておきます。

小名浜への往路は、いわき駅〜若葉台・ニュータウン〜鹿島〜小名浜〜洋向台線。
中心市街地の平地区と、港町で工業都市でもある小名浜地区を鹿島街道(県道26号線ほか)経由で結ぶ幹線中の幹線です。
この内、いわき駅〜小名浜を直通する便は平日で往路(いわき駅発)31本・復路33本が設定されています(途中、別経路の玉川団地・大原経由で運行する便含む)。
*路線図はこちらから。
https://www.joko.co.jp/wp-content/uploads/2019/04/hama_RMap_b_2019.pdf

いわき駅前10:50発→小名浜車庫11:37着の【73】は、鹿島ショッピングセンター経由。
車両は、いわき22か595(いすゞキュービックLV・KC-LV380N)でした。
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車窓は、平市街を抜けると郊外住宅地が周囲に散在する丘陵地。
ロードサイドショップが連なる鹿島地区を抜け、小名浜市街に入ります。
乗客数は合計16人、車内の乗客数は9人が最大値(NHK前→高専前)。
平市街からの利用だけでなく、鹿島地区からの乗車や小名浜市街内の利用もみられました。

小名浜車庫からの復路は、いわき駅〜湯本東口〜(玉川団地)〜小名浜線。
主に県道20・66号線を経由し、往路で乗車した鹿島経由の西側を大回りする路線です。
平日では往路23本・復路21本の運行です。

小名浜車庫11:40発→いわき駅前12:48着の【56】は、イオンモールいわき小名浜と玉川団地を経由します。いわき200か686(日野レインボーHR・KL-HR1JNEE、元・東京都交通局)の登場。
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昨年6月にオープンしたイオンモールいわき小名浜へ。
店舗北側にバスのりばが設置されいます。
なお、道路を挟んだ向かいには小名浜高速バスターミナルがあります。
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小名浜地区と湯本・内郷地区とを結ぶ役割を担う路線とあってか、乗客の出入りが非常に激しいです。合計で38人が乗車し、車内の乗客数は20人が最大値(ポリテクセンター→内郷駅入口、磐城一高→平中町)。小名浜市街〜平市街の間は常時10人以上が乗車しており、この便に限れば鹿島経由よりも活況を呈しているのではないかと思うほどでした。

いわき駅に戻り、磐越東線の737Dで帰途に就きます。
途中の小川郷駅では、切断されたナヤ11を眺め…。
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夏井川渓谷を左に右に眺めます。
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郡山からは14:53発の東北線1147Mに乗り換えると奥羽線・米坂線経由で帰還できるのですが、15:45発の磐越西線3239M快速で帰ることに。というのも、このバスを見たかったので…。
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会津乗合自動車の郡山200か23(いすゞエルガLT・KL-LT233J2、元・京浜急行バス)です。
平日の月・水・金曜日に限り1往復が運行される、湖南高校〜大槻〜希望ヶ丘〜郡山駅前線での登場です。郡山駅前に顔を出す会津バスの一般路線車を見たかった、というわけです。

ちなみにこの路線は、2016年4月1日改正で湖南高校〜希望ヶ丘のスクールバスを乗合バス化する形でスタート。そして昨年12月3日からは試験運行として郡山駅前まで延伸されました(今年11月29日までの予定)。会津バスの一般路線車が郡山駅前に乗り入れるのは、2009年4月1日改正で勝田内〜上戸〜熱海〜郡山駅線(1往復)の磐梯熱海駅〜郡山駅前の区間が廃止されて以来、実に9年8ヶ月ぶりとなりました。
https://www.city.koriyama.lg.jp/kurashi/doro_kotsu_kasen/5/16327.html

この車両が就く郡山駅前15:05発の勝田内ゆきに乗ってみたいところですが、湖南高校前は16:17通過。16:10発の西若松駅東口ゆき(1日1本)には間に合いません。

あとは会津若松まで磐越西線を乗り継いでの帰宅です。
会津若松からの237Dは、大雨による減速規制などで40分遅れとなりました。


最後に、今回は休みの日取りや予算の制約などもあり、大胆な行程を組むことができず消化不良の感が否めませんでした。水郡線をたどりながらも袋田の滝をスルーしましたし。
新潟を火曜もしくは木曜に出発すれば、磐越西線232Dで徳沢下車(13:00着)として以下の行路を組むこともできたようです(但し新潟→徳沢は18きっぷ不使用)。

徳沢駅14:00→野沢駅前14:30(西会津町民バス極入・徳沢線)
野沢駅前15:30→会津バス坂下営業所16:13(西会津町民バス野沢坂下線)
坂下営業所16:40→若松駅前バスターミナル17:30(会津乗合自動車)
*若松市内泊
若松駅前バスターミナル6:48→湖南高校前8:03(会津乗合自動車)
湖南高校前8:39→郡山駅前10:00(会津乗合自動車)
郡山駅前11:45→小野駅前12:45(福島交通)
小野駅前15:38→上三坂16:13(新常磐交通)
上三坂18:00→いわき駅前19:05(新常磐交通)

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