二台とも好い感じに仕上がってきた事も有り、前回の走行では大変楽しい時間を過ごす事ができた。元々POWER 2CTと相性の好い炎嵐はより自然に、前傾度を強める事に因ってPOWER 2CTとのシンクロ率が上がった雷帝はレプリカ車的な動きが可能になった。そのお陰で積極的な加重がし易くなって運動性・安定性が向上。しかしより高い加重域へ到達した所で違和感が出た。その違和感を解消する為に手を入れる。
まずは炎嵐号だけどこれは単純明解。手に入れた当初にフォーク・オイルを１０番→１５番に変更していたんだけど、これまでより高い旋回加重が掛かるようになってから前足からの突き上げ感が強くなった。二次旋回にも影響が出始めたので再度粘度調整を実行。10番と15番をブレンドして１２番くらいを作って入れ替えた。まぁナカナカ一回で決まる物では無いし、炎嵐の前期モデルは前後サス共に圧側減衰調整が無いので致し方ない。せめてリヤだけでもフル・アジャスタブルだったら比較的簡単に辻褄合わせできるのにねぇ。
で、雷帝号の方はと言うと、リヤの車高調整リンク(１６�� up)を製作して組み込んだ。リヤサスのプリロードを8段(全9段)まで締め込んでいたんだけど、それだと具合の良いピッチング・モーションが上手く出ない。充分乗り易くなっているけど、所々でどうしてもチグハグな動きが出てしまう。その補正の為にリンクを製作した。
POWER ２CT装着から色々やって、最近の姿勢変更実験でやっと気が付いたんだけど、雷帝って後傾型だった。ロング・ホイール・ベースのFZR1000 ３GMが前傾型だったし、その後継でホイール・ベースをかなり詰め、大きく軽量化して当時スーパースポーツ的に登場したコイツが後傾型とは思い付かなかった。メーカー発信の『セカンダリーロード最速』視点なら納得だけどね。んで主観的な感想だけど、POWER ２CTって前傾型との相性が良さげなんだよね。なるほど雷帝の標準姿勢では違和感有る訳だと勝手に納得した。自身も【太いタイヤのスポーツ・タイプ車両】なら前傾型の方がしっくりくるしねぇ。
てなワケで今後は【強前傾による前傾型化】が我が雷帝号の【標準姿勢】になる。ノーマルの標準姿勢ではちょくちょく腰を痛めていたけど、【強前傾】にしてからは痛める事も無く、体力的にも余裕ができるようになったので私には【正解】なんだろう。さて、【前傾型化】した雷帝の足出しは殆ど丸っきり最初からやり直しだな。楽しみだ(笑)。
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