近くの団地の土手に黄色い果実がなってゐました。カリンかマルメロだと思はれます。「マルメロ」と「カリン」は花も果実も似ているため、混同されることがありますが、別の植物です。どちらの果実も生では食べられませんが、大変香りが良いので、「香りを楽しむ果物」として活用されています。
信州には両方の木が分布し、マルメロを、伝統的にカリンと呼んでゐて、カリンの方を本カリンと呼んで区分してゐるさうです。マルメロの果実はリンゴに近い球形で、表面には細かい白い毛があります。カリンは楕円形に近く無毛、またマルメロの葉は縁が滑らかで、カリンは縁にはギザギザ（鋸歯）があります。
マルメロはバラ科マルメロ属の落葉果樹で、中央アジアが原産です。カリンは、バラ科カリン属で、原産地は中国です。団地の黄色い実は �＿娘造�無毛 �⇒佞留錣縫�ザギザがあるので、団地にあったのはカリン（花梨、榠樝）の方です。ウチにあるのもカリンですが、今年は実がついてゐません。
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