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2019年07月05日22:00

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新潟市内の観光客向けバス路線における動き

夏休みを前に、新潟市では観光客向けのバス路線に動きがあるようです。

まずは「新潟市観光循環バス」(新潟交通が運行)。
今月25日に、運行内容の大幅な変更を伴うダイヤ改正が実施されます。
https://www.city.niigata.lg.jp/kanko/kanko/kankobus/kanko20190705.html

現在、白山公園先回りと朱鷺メッセ先回りの両回りで運行されていますが、改正後は白山公園先回りのみの片回り運行に集約。運行本数も下記の通りとなります(現行→改正後)。
・通常 両回り各8本(各70分おき)→片回り16本(30分おき)
・特定日 両回り各13本(各40分おき)→片回り23本(15〜30分おき)
・冬期 両回り各7本(各70分おき)→片回り平日7本(60分おき)・土休日14本(30分おき)

このうち特定日ダイヤは、現行の夏期ダイヤ期間のうち土休日を対象としたもので、この間の平日は通常ダイヤに変更されます。特定日は現行から3本減、冬期平日に至っては現行から7本減(半減)となり、特に冬期平日は1台で運用が組めそうなダイヤ設定となっています。

運行経路も大幅に変更されます。
このうち、北方文化博物館新潟分館前→歴史博物館前の間では、新堀通りを経由し新設バス停の「古町花街入口」に停車します。バス停は古町通8番町の新潟シティホテル前に設けられ、2015年9月5日の新バスシステム開始に伴う路線再編で廃止された古町通八番町バス停が事実上復活することになります。そして東堀通りを経て東堀通線【C40】の五菜堀バス停付近に新設される「小澤家住宅入口」に停車。あとは東堀通線と同じ経路をたどって歴史博物館前へと向かいます。これにより現行ルートの「新潟市美術館入口」と「北前船の時代館前」は廃止に。

また、歴史博物館前→ピアBandaiの間の経路も変更され、途中の「朱鷺メッセ」に立ち寄らなくなります。「朱鷺メッセ」では乗降がコンスタントに見られると記憶しており、廃止は意外。大きな混乱にならなければよいのですが。

このほか、「礎町」「附属学校入口」の2バス停も廃止。「護国神社入口」が新津記念館前→水族館前の間に新設されます。

新潟市によれば「学校の夏休みが始まるタイミングに合わせ、運行間隔を短縮するなど利用者の利便性向上を図る」ことを目的に挙げており、運行事業者の運転士不足とは無関係であることを示唆しています。しかし、ダイヤをじっくり眺めてみると…。
経路変更に片回り運行と、苦肉の策でしのごうとする様子をうかがうことができます。
今回の改正は、本日行われた中原市長の定例記者会見でも取り上げられていますので、報道陣との質疑応答の中でこのへんが触れられているのか気になります。
https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/koho/koho_kaiken/index.files/190705.pdf

そういえば、本年度の市予算では観光循環バスの事業概要にダイヤ・ルート変更とあわせ車両の更新が盛り込まれていたのですが、果たして…。もしや先般触れた、今年度の新潟市生活交通改善事業計画(バリアフリー化設備等整備事業)に記されていた新潟交通の小型ノンステップバス2両導入は、この車両更新のこと??



一方、西蒲区では今月13日から12月29日までの土・日曜限定で「にしかん周遊ぐる〜んバス」が運行されます。運行を担当するのはアイ・ケーアライアンス。運行計画は5月15日に開催された新潟市地域公共交通会議で示されており、ほぼ計画通りの内容となっているようです。
http://www.izumi-group.jp/news/?id=90

いわむろや→巻駅前→カーブドッチ→いわむろや→宝山酒造→いわむろやの片回りコースで、1日5本の運行。このうち第2便と第5便は、いわむろや→巻駅前まで延伸運行となります。大人は1乗車200円均一、1日フリーパス500円もあります。

新潟交通観光バスが例年運行していた「角田山周遊登山バス」は、今年度の運行が無いようで。今回の周遊バス運行は、それに代わるものとみてよいでしょう。登山バスと逆回りの経路、そして巻駅前→角田浜や岩室温泉周辺のオリジナルルートも興味を惹きます。また、1日フリーパスの提示でタオル・バスタオル・歯ブラシを無料でレンタル・販売するキャンペーンに出る宿泊施設も。利用者をどれだけ獲得できるか、今後に注目したいです。
https://iwaslo.com/news/post-427/

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