mixiユーザー(id:1680995)

2019年05月29日19:43

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奇跡の救出劇(フィリピン2)

 遺跡ないよねフィリピン?と、私をよくご存じの方は首を傾げだと思うんですが、そういう訳です。今回はシュノーケルの旅だったのでした。(後で次の国行くけどねー)
 ところで、私、潜水がヘタ。ドヘタ。プールでは得意だったのに何故だ!と頭を抱えたのですが、答は簡単、海水は浮力があるから。正直、救命胴衣なくても、溺れる方が難しいくらい浮きます。

 ここアニラオは、梅雨のマニラとはちょっと気候が違って、(異常気象もあって)只今まったく雨が降りません。でももうすぐ雨期だし、日本人の休暇ともヨーロッパ人の休暇ともズレてるし、ものの見事に観光客を見かけません。シュノーケルでかち合う事もありません。
 こりゃ好都合、無様な姿を見られる心配がないから、ここで思いっきり練習するべ。と、岸から100mくらい離れた、珊瑚礁の合間の空間でばしゃばしゃやってたんですが‥‥

 気付いてみたら、首からストラップで下げてたカメラがない。水中でも写せるやつ。

 ‥‥いや、値段的なショックは大したことない安物なんですが、これから先の旅、どーすんの!?という、3日目にしてあまりにあまりな事態。これからどんどん田舎に向かうのに、新しいカメラ売ってる所あるの!?と。
 茫然と岸に上がって、ホテルオーナーに茫然と聞いてみる。
「どこに行ったら水陸両用カメラ、買えますかね‥‥?」
 前日、今後の旅程の相談に乗ってくれていたオーナー、「うーん。買うよりも、今、探した方が簡単だと思うよ」
 ―――はい?
 ――――――はい!?

「そのカメラ、浮く?沈む?」
「浮いて‥‥ますね。首の後ろをいつも着いてくるから」
「じゃあカヤックだな」
 意味が分からない私を置いて、スタッフにちゃちゃっと状況を説明すると、スタッフがちゃちゃっと一人乗りカヤックを担いできて、スイーっと海にIN。
「目がいいんだよ彼らは」
 いや、そういう問題?ホントにそういう問題???

 30分くらい探してくれたでしょうか。潮の流れや干満などを計算して探してくれたのですが、発見できず。
 ‥‥‥いや、うん、それが当然だと思う。
「ありがとねーありがとねー無駄な仕事させちゃってゴメンねー!」とスタッフにはお礼チップを渡し、さーて、どうやって手に入れるか新しいカメラ‥‥と悩みながら珊瑚礁の上を漂っていたら。
 ビーチ内に異常が無いか、浮かんだり潜ったりしながら確認していたダイバー姿の人が、急に高い口笛を吹いた。

 え?と立ち泳ぎになってみたら、彼の手には何故か私のカメラ!!
「そこで拾った」
 嘘だろ―――――――!!!!

****

 ‥‥という訳で、無事に返ってきました。水陸両用カメラ。
 実物を手にしている今でもまだ信じられません。いや、だって、5×10cmのコンパクトサイズの、しかも青色のカメラだよ?海は広いな大きいなーだよ?
「次からは、黄色い布とか結んでおくといいよ。もっと簡単に見付かるよ」

 そうします‥‥‥

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