折り返し、新原ビーチ10:29発の休暇センター経由那覇ゆきに乗車。
新原ビーチでの待機中には付近を歩く観光客から、そして走行中には沿道から地元の親子連れからそれぞれスマホで撮影する姿が見られました。
新里坂を下り、南城市佐敷地区(旧・佐敷町)の中心にあたる馬天でバスを降ります。
ふと反対車線に目をやると、先程すれ違った東陽バスの730車が今まさにバス停で停車しているではありませんか。
屋富祖からの10:55発、城間(ぐすくま)線【191】馬天営業所です。
慌てて飛び乗ります。
ほかに乗客はおらず、貸切同然となった車内。
終点の馬天営業所まで乗車します。
担当運転士さんのご厚意で、営業所構内での撮影が許されました。
(この場を借り、改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました)
東陽バスの730車、沖22か906(日野RE101、1978年式。ボディは日野車体)です。
前回触れた沖縄バスの730車もそうですが、フロントウインドウ越しにはワンマン表示灯ではなく那覇市内の主要経由地を記した表示灯が装備されており、沖縄本島バスの特色といってもよいでしょう。
このあと、906は馬天営業所11:35発の屋富祖ゆきとして再び城間線に就きます。
906が就役する城間線は、浦添市の屋富祖まで19.2km(往路)の路線。
那覇市中心部には乗り入れず、同市東部を外環状に経由するのが特徴です。
新里〜一日橋(那覇市)の間は、先ほど乗車した沖縄バス百名線【39】と経路が重複。国道331・329号線を経由します。一日橋を通過後、上間交差点を右折し県道82号線を北上。台地上に広がる那覇市首里の市街地へ。さらに県道153号線に入り浦添市の市街地を進み、県道38号線市役所通り、サンパーク通りと西へ。城間交差点から国道58号線に出て、終点の屋富祖バス停を目指します。屋富祖からは県道38号線に戻るスプーン状の折り返し経路となっています。
平日は21往復、土曜と日祝は17往復(ほぼ毎時1本程度)。
与那原町の東陽バス整備部前を通過。
沖縄200か586(日野ブルーリボン・U-HU2MLAA、元・尼崎市交通局)の姿が。
上間交差点から、県道82号線の上り坂に挑みます。唸るEB400型エンジン。
車窓右側には那覇市・南風原町・豊見城市の街並みが広がります。
浦添市の国道330号線浦添バイパス、浦添大平IC付近。
車窓左側、那覇市中心部方面を眺めます。
終点の屋富祖には、およそ5分遅れの到着です。
ここまで、乗客は合計11人。車内では最大時7人の乗車。
同業者の利用は、先程の百名線でもお見かけした方のみでした。
念願かなって、ようやく2台の「730車」に乗車することができました。
41年選手の大ベテランですが、乗車して感じる限りでは元気そのもので、まだまだ活躍できそうな印象でした。これも沖縄バス・東陽バスの整備陣の方々による入念なメンテナンスがあってのものでしょう。これからも2台の末長い活躍を祈念しております。
この続きは、また次回。
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