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2019年04月22日15:04

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「君の膵臓をたべたい」を読んで

人との関りを持とうとしない男子高校生が膵臓の病気で余命1年の少女の言動に振り回されながら次第に心を通わせていく物語。

私は焼肉でもホルモンは好きではないので、題名を見てこの本を手にすることは無かった。

先日、この原作の映画がTV放映されたのを観て、なかなか興味深かったので読もうと思った。

映像を観て原作を読むのは、どうしても俳優とかのイメージが焼き付いているので、本を読みながら発想豊かに感情移入するのがやや困難だった。

映画を見ているので原作との比較をついしてしまうのだけれど、映画では現在と10年前の高校生活が描かれていたけれど、原作には「現在」は無く、高校時代だけの物語だった。
原作の方が自然だった!

映画で、現在になって、元男子高校生が教師になっているのはいいのだけれど、結婚式に少女の親友に「友達になって下さい」なんて言うのは、全く不自然だものね。

なかなか手に取ることの無かった本だけれど、男子高校生と余命わずかの少女の会話は読んでいて本当に楽しかった。楽しいだけでなく、本の終わりのあたりは涙、涙、涙だったけれど。

住野よる氏の本をもっと読んでみようかな。。

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