「徒然草」に続いて、古典随筆の名作「枕草子」を読んだ。もちろん、現代語訳。。
徒然草と同じく、「島は」「虫は」「滝は」など、私には面白さが理解できない段は多くあったけれど、ここに出てくる固有名詞を見ると、その当時の貴族社会の狭さを感じることが出来た。
枕草子で面白かったのは、例えば「八十二段 頭の中将、藤原斉信さま」
清少納言と頭の中将のやり取りは、正に知能と知能のぶつかり合い。漢詩や和歌の知識を使って、ちょっとしたひねりも加えてのやり取りは興味深い。清少納言の知識の深さ、聡明さが感じられる。
紫式部は、清少納言のことを「偉そうに賢さをアピールする嫌な女」と言っているけど。。
偉いといえば、清少納言が仕えた中宮定子も聡明だったことがよく分かった。定子あっての清少納言だったのかと。
「徒然草」「枕草子」と読んだから、「方丈記」も読もうかな。。。
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