週末、金曜は仕事の後で、
「記者たち」
を観に行ったのだけど、さすがに疲労困憊していて、後半うとうと。
残念で仕方ない。
土曜、チネチッタで映画2本。
1本目、
「大脱走2」。
これは、シルヴェスター・スタローン扮する脱獄のプロが難攻不落の監獄に挑むアクション第2弾。
うーん、B級だな。
2本目、
「美人が婚活してみたら」
これは漫画アプリで人気の、とあるアラ子の同題コミックを実写化したラブコメディ。監督は、「勝手にふるえてろ」の大九明子。
32歳のWEBデザナー・タカコは、仕事にも容姿にも恵まれていたが、不倫ばかりの不毛な恋を重ねていた。一念発起し婚活サイトに登録すると、対照的な二人の男性と出会って……
これは、なかなかの秀作。
アラサーOLが失恋して、やる事がなくなり、それでは「結婚」でもしてみるか、と言う話ではあるのだけど、コメディ仕立てで始まった内容、どんどんシビアになって行く。
終盤、親友とのガチバトルは、男としては完全にひく内容……おとなの女の本音を知る意味でも観る価値のある1本。
しかし、主演の”美人”が黒川芽以と言うのはちょっと……
出会う男が全て”美人”と言うのを納得させるには、今なら綾瀬はるかかガッキーを投入しないとならないのではないか?
日曜、上大岡で、
「記者たち」。
――結局、もう1回観る事にした。
これは、「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が製作・監督・出演を兼任した社会派ドラマ。
第二次湾岸戦争前、イラクが9.11テロの支援国家とされ、攻撃をされようとしていた最中に、そのイラクの関与と言うのが政府のデッチ上げであり。大量破壊兵器などイラクにはない、と言う事を報じたナイト・リッダー社の2人の記者を描く。
作中、監督のロブ・ライナー自ら演じる、ナイト・リッダーのウォルコット編集長の静かな檄に痺れる。
「CBSや、FOXやCNNなど、彼らがブッシュの広報をやりたいと言うならやらせておけ。
オレたちはナイト・リッダーだ。
息子を戦場に送らなければならない親の味方だ。
政府の連中が何か言ったら、必ず問え。
“それは真実か?”と」
ただ、ナイト・リッダー社(日本でいう共同通信)の記事を載せる新聞は少なく、彼らの記事が世の中を動かす事は出来なかった。
その結果、政府が「6日か6週間で終わる、6ヵ月はかかない」と言った中東の戦場から、17年経っても米軍は撤収出来ず、5万人米兵が戦死し、100万人のイラク人が死傷した。
これまでの戦費は2兆ドル(230兆円)
更に、フセイン政権を倒した事による混乱の中からISが生まれ、更なる戦乱と悲劇を生んだ。
これが、アメリカ政府のついた嘘のツケだ。
でも、現在のアメリカでは、政府がもっと酷い嘘をついている。
イラクの悲劇を再び起こさない為、アメリカを誤った道に進ませない為、今こそメディアは、真実を報じなければならないのだ、と訴えるロブ・ライナー監督の熱い気持ちが伝わって来る映画だが……メディアの報道の自由度が67位(中国が176位、北朝鮮が180位で最下位)と言うメディア規制厳しい日本においては、これはまったく他人事ではないハズ。
ただ、日本のメディアも映画会社も腰抜け揃いなので、政府に忖度して、これを広くは公開しない。
この映画、拡大公開系なのだが、神奈川で3スクリーン、東京23区内では、赤坂だか霞ヶ関に忖度したのであろう、なんとシャンテ1スクリーンの上映に留まる。(まぁ、赤坂には、これを上映して欲しくない人がいるのは確かだろうけど)
こうした部分で、アメリカ社会派まだまだ健全なのだろうなぁ、と思うと共に、この国の行く末が不安になってしまった。
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