３月１４日　月例三三独演

３月１４日　月例三三独演　　　イイノホール
今日の三三師匠の、ノリの良さは、ゲストのノリがのり移ったか。
二ツ目昇進された、柳家あお馬さん、講釈語りが素敵です。
後に上がった、三三師匠がくすぐりに講釈のフレーズを語る
講釈の得意な師匠の前で、講釈を語るのは了見が良い。

柳家三三　　動物園
柳家あお馬　　やかん
柳家三三　　二十四孝
柳家三三　　花見小僧

三三師匠の「動物園」これが面白いのなんの、開口一番で乗せて
あお馬さんの「やかん」の歯切れの良さの語りを引き出したか。
落語を語るのは、楽しんですよ、お客さんも楽しいでしょう。と
自分の世界に引き込む力は、新米二ツ目とは思えない。

「二十四孝」親不孝者に意見をする大家さん、語りは優しく大人物
なのに、まるで効かない男との取り合わせが面白い
天災なら、すぐその気になるのに、自分の事じゃ無いとだめか。
そんな親不孝者も、優しく包む大家さんの表現が
下げの一言に繋がって、師匠の話芸の冴えを感じました。

「花見小僧」爽やかな後味の素敵な語りの落語
下げは無くて、これからが面白いんだが、と言われても
「お節徳三郎」として、「刀屋」も聴きたい。
オペラの前奏曲を聴かされて幕が上がらないのか

いずれにしても、歯切れのよい、暖かい落語会って素敵
今日は寒の戻りのような天候ながら、春はすぐそこ。