初回一番上映終了!
と言う訳で、観てきた。
客の数は…10数人。
まぁ平日朝一じゃこんな物か。
はっきり言って私より爺ぃが数人。30年来の原作ファン?なんだろうなぁ。
20th.SENTURY FOX、例のオープニングの金色の土台が廃墟になり26th.に変わる。
こういうの好きだな。そう言ゃぁ、ボヘミアンの時はジングルが金管ではなくディストーションギターだった。
さて、こちらも30年来の原作ファン。期待と不安を持って銀幕に臨む。
う〜ん…Dr. Dyson Ido(イド・ダイスケ)は、もう少し優しそうな風貌が良いかなぁ。
優しさに秘めた狂気ってキャラだしなぁ。
ピグマリオン指向はなかなか出ていて良かったが。
ディスティ・ノヴァ教授は…格好良すぎるし、ゴーグル外すの早すぎ。
あのヘンタイ的いやらしさが…多分まだ出ない。
コヨミが既に妙齢じゃ、この後どうするんだ?
って、ネタバラしをすると、エンディングは明らかに“To Be Continued...”
いや、当たると良いな、当たって欲しいな。
話が前後したが、ガリィ:アリータのCG合成の巨大な目は…観ているウチに慣れる。
その他にも、あぁ、こいつもこいつも馴染みがあるぞ、と言うメンバーが続々登場。
登場人物は原作とかつて製作されたOVAオリジナルも含まれる。
それぞれがかなりの再現度で嬉しい。
それらの重要キャラクターの多くが顔見せだけで終わっていると言う事は、もう、完全に続編ありの作りだ。
ファンとしては、これだけ世界観の再現をしてくれれば充分満足。
アクションも素晴らしいし、モーターボールのシーンではゾクゾクしちゃったぞ。
全体的に明るい画面作りなのも好感大である。
下層スラムのクズ鉄町を重く暗い雰囲気にしなかったのは作者の見識だろう。
20世紀のSFでは、階層構造世界の下層スラムを暗く不潔に描くのは常套となっているが、銃夢に登場するクズ鉄町は貧しくとも希望のある場所なのだ。
殺戮の天使は舞い降りた。
たびたび繰り返されるガリィ:アリータの“I was who?”のセリフも良い。
原作のエンディングで「あぁ、これは良き行いをしたサイボーグのハッピーエンド、ピノキオ物語なんだ」と思った物だが、実写版のアリータにも幸福なピノキオになって欲しいと思ったのである。
原作ファンなら、取り敢えず観とけ!
そして、続編が作られる事を期待せよ。
アリータ: バトル・エンジェル(原題 Alita: Battle Angel)
監督 ロバート・ロドリゲス
脚本 ジェームズ・キャメロン/レータ・カログリディス/ロバート・ロドリゲス
原作 木城ゆきと『銃夢』
出演 ローサ・サラザール/クリストフ・ヴァルツ/ジェニファー・コネリー/マハーシャラ・アリ/エド・スクライン/ジャッキー・アール・ヘイリー/キーアン・ジョンソン
音楽 ジャンキーXL
主題歌 デュア・リパ『Swan Song』
公開 2019年2月22日
上映時間 122分
カワヅザクラが咲いたよ!
暖冬と言われているのに、今年は一寸遅い。
ソメイヨシノはまだまだ。八重桜のつぼみは硬い。
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