重力に逆らって

動くのはしんどいことだ。今回のサイクルは４日勤務。其の初日に風邪に罹患した。
これは恐らく人生初で、動けないレヴェルの風邪は休日に罹ると決まっていた。気が
抜けるからと自分では解釈している。どういう訳か今回は風邪を引き摺ったまま、
４日の勤務をこなさなくてはならなくなった。実はこの場合、速やかに連絡して出勤しないことが
規則で定められている。なので厳密には違反である。ただ、出勤前の状態では風邪の
前兆なのかアレルギー性喘息なのか判別できなかった。勤務中に熱が上がって漸く
風邪らしいと分かったのだ。で、翌日から休めばよいものを、過信して働きながらの治癒を
目指した。軽い風邪ならこれでもＯＫである（自分的には）。２日目の勤務中はずっと目の周囲が
熱く、然し動くのを止めて退勤する頃には悪寒に襲われ出した。ここで重篤な風邪と決定。
３日目、まだ間に合う休むのだと頭をよぎるが、所長には「喘息の症状です」と宣言した手前、
どうにもブレーキがかかる。結局強行出勤。アドレナリンが出ている仕事中はやり過ごせるが、
退勤時は身体が重い。時折、胸の奥からこみ上げる咳もしていたので、同僚には
気付かれたかもしれない。この日遂に、デイリークエストも録画番組の消費も全て諦めて、
食事後に即就寝。９時間眠ることに専念した。お陰で本日はかなりコンディションも上がり
大過なく退勤まで勤めた。念の為、今夜と明日も無理をせず睡眠を中心に考える。これで
一件落着、となればまあまあまなのだが、おまけがある。本日より１名がインフルエンザに
罹患して長期離脱するという。これは私が原因ではないか。一番可能性がありそうだ。
但し、予防接種を打ってあるのでそうとも云い切れない。厚生省の予想をかいくぐったタイプの
インフルエンザだろうか。