本巻では桐山と三姉妹だけでなく、担任や島田八段とのほのぼのとした交流が描かれる。これがまた絵に描いたように実にさわやかにして暖かくてほのぼのとしているのだ。ギャグまじりで描かれる日常が実に上品で心底暖かい。
これほどほのぼのとした美しい巻はこれまでになかったような気がするし、全編にわたって桐山のゆったりとした心情が響いてくる。
だから・・・・・だからこそ怖い!!!羽海野チカという作者がこんな幸福の絶頂を描いたということはこの直後にとんでもない、あるいはとてつもない不幸が襲い掛かってくるに決まっているではないか。
病気、事故、天災、あるいは悪意。なにかが桐山かその周囲に襲い掛かってくるに決まっている。
だから、この後が怖い・・・
3月のライオン 14 (ヤングアニマルコミックス)
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