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2018年12月20日23:35

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矢野顕子リサイタル@鎌倉芸術館

ヤノさん2年ぶりに鎌倉芸術館に帰っていらっしゃいました
去年は湘南台で、「鎌倉には呼ばれませんでしたのよ」と仰ってましたが、今日もそのことを
蒸し返してました(根に持っているのかな)
でもまぁ無事に今日の日を迎え、MCでは来年もと仰っていましたので何も言いますまい

のっけからのピアノのイントロは何を始めるのかわからない、やがて歌いだした歌詞が
「名も知らぬ」だったのでビックリ、もはや原型を留めていない椰子の実でした
中田喜直さんは「小さい秋見つけた」だったか「夏の思い出」だったか、あまりのアレンジに
激怒されたとの事でしたが(これは矢野さんがかつて語っていた)、そこはそれヤノ・ワールド
ですから(アルバム「音楽堂」に収録された「おかあさん」は割と原曲に忠実でした)

本日は終演後にセットリストが発表されなかったので、ワタシも名前を知らない曲が多かった
のですが、もしかしたら知っているのにわからなくなっていたのかも

新作アルバムは、「ふたりぼっちで行こう」と題して、さまざまなミュージシャンとのコラボ作品
集だったので、今日は採り上げられる曲も少ないかと思いましたが、弾き語りソロで何曲か
披露されていました(これはワタシの知らなかった曲ばかり)

「バナナが好き」と言う曲は矢野さんの作詞で、作曲は元Judy & MaryのヴォーカルYUKIさん
によるらしいですが、そのYUKIさんを知らないのでwikiで調べたらなんと函館出身とのこと
函館出身の女性歌手って、古くは森山加代子、新谷のりこ、中原理恵だけだと思ってました

その他にも「Rose Garden」という曲は津軽三味線奏者の上妻宏光さんとのコラボ、
「パール」という曲はイエロー・モンキーの吉井和哉さんとのコラボだとかいうことですが、
ごめんなさい、全然知らない方ばかりです

いずれにせよ、それらの方々は激怒することなく共作のアルバムに参加されたわけで、
ワタシも本日その寛容な精神の恩恵に浴することができました

「糸井(重里氏)の書いた詩を歌います」とアナウンスして歌ったのは、後で調べるとどうやら
新作アルバムの中で前川清氏とのDuoによる「あなたとわたし」という曲らしいです
とってもいい雰囲気の唄でした(ちょっと服部良一風のスイング感がある)

かつてのナンバーからは、大貫妙子さんの「突然の贈り物」とか宮沢和史さんの「中央線」
なんかは全く新しいアレンジで演奏されました(新しいというか、即興演奏みたいなものです)

セットリストが発表されなかったのは、もしかしたら予め演奏曲目が決まっていなかったから
かもしれません(ピアノの上に順不同で歌詞カードを並べ、その場で気ままに決めたみたいです)
だから、客席に向かって「今日初めて矢野顕子を聞かれた方、いらっしゃいます?」なんて
訊いて、「知らない曲ばかりでごめんなさいね、ラーメン食べたいとか用意してませんの」
とは仰いながら拍手が起こるとそれに応えて「一年ぶりに歌うので、お許しくださいね」
と突然歌いだしました(スタッフが演奏途中で慌てて歌詞カードを持ってきました)

だからアンコールも「Greenfields」とか「電話線」…とつぶやいたら「電話線」に反応して
拍手が起こったのに驚いて客席を眺め、「それでは電話線を」と弾きだしました
これも即興のような演奏でしたが、完成度が高いのに今更ながら感服いたしました

年末恒例のヤノ・ワールド、来年もまた聴かせていただけるとのお約束、うれしい限りです
だって会場は満席で、みんな待っているのですから
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