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2018年12月08日21:03

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第9回音楽大学オーケストラ・フェスティヴァル@東京芸術劇場

首都圏の9音大オーケストラが4日間にわたって演奏会を行う、というのを昨年に引き続き
今年もその4日間のうち日程と聴きたい曲目の一致した本日聴いて参りました
既に11月24日、25日、12月1日と公演を行い、本日が最終日です

本日は東京音大が、同校のOBでもある広上淳一氏の指揮でツァラトゥストラ、東邦音大が
大友直人氏の指揮でサン=サーンスの「オルガン付き」という組み合わせです

ツァラトゥストラは昨年アマチュアオーケストラである俊友会の演奏で聴いたのがナマ初体験
ではなかったかな、今年はアマとは言え専門的訓練を積んだ団体ですから、やはり違います
シュトラウス節満載の色彩豊かな曲を、広上氏のエネルギッシュな指揮で(時に飛び上り、
左右忙しく指示を出す)面白く聴かせました

ただ、広上氏はあまりにもエネルギッシュで、指揮の合間にスコアをめくるのも忙しく、つい
ついガサツになってものすごい音を立てるんだけれど、暗譜でも良かったんじゃないの
来週水曜日が定期演奏会で、そのメインステージにもなっていることから弾きこみも充分と
思われ、もうちょっと冷静なところも欲しかったです
でもまぁ、迫力は充分でしたけど

東邦音大を振った大友氏は1958年生まれの同い年、共に京都市響の常任指揮者(広上氏
は現任、大友氏はその前任)ですがそれと対照的、斎藤秀雄系の秋山和慶門下ですから
端正な指揮で、飛び上ったりなんかしません
指揮棒も持たず、暗譜でした

アインザッツが揃わないのは棒を持たなかったせいというよりは、楽員がビビったんでしょうな
そこら辺はプロの卵とは言え学生さんです
力量的にも東京音大のちょっと下くらいかな
それでもサン=サーンスの職人芸をそれらしく聴かせてくれ、この曲も10月に都響で聴いた
ばかりですが、そこそこ面白く感じました

去年も若さゆえの未成熟と、ありきたりの感想を述べましたが、しかし爽やかで、気持ちの
いい演奏会でした

帰りがけ、芸劇のチケットボックスには長蛇の列ができて、来年3月末にある合同演奏会の
前売り券を求める人々と思われます
本日の演奏は、それだけ聴衆の心をつかんだのでしょう
炎のコバケンさんの指揮で幻想ですから、ワタシも行って見ましょうかね

それにしても9大学にそれぞれオケがあって、ということはそれだけ演奏家志望者がいて、
だけれどプロのオーケストラの数には限りがある、大変だろうなと思います
この若者たちに幸多からんことを
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