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2018年11月20日02:33

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ことばに想いを込めるとき … 春名風花さん@11/17新宿(朗読劇 眼球綺譚/再生 2日目「再生」公演) 

危険・警告公演は来週前半まで続きますので、ネタバレ系の話題は極力避けます危険・警告


当日記のメインテーマでもある、うたの世界はもちろん…、
筆者の生業である、どちらかといえばお堅い部類に属すると思われる業務パソコンでのやり取りであっても、その意図するところが言葉になって伝わらないと、始まりません。

そして、いちだんとことばの重みが増していく、舞台・演劇という表現。
当日記では、先月、久々に舞台の世界に飛び込んだのでしたが、演者さんが放つことばと想いという、膨大な熱量に圧倒されたような感覚が、今でも鮮明に残っていますぴかぴか(新しい)

(2018年10月13日@新宿)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12411958070.html

筆者の頭と心と身体のなかで、よほど印象的だったのだと思います。このときから1か月余り、再び、このひとの舞台を観に行ってきました電車

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”はるかぜちゃん”こと、春名風花さん。
前回、10月の「想稿 銀河鉄道の夜」とはまた違う、朗読劇のスタイルです本

読書はというと、本業の忙しさ?にかまけて、前回の観覧のあとに改めて「銀河鉄道の夜」を読み直しているような感じですから、今回のお題「再生」に関しては、ほぼ”まっさら”な状態で観に行ったことになります。


その、原作である「眼球綺譚/再生」にどこでどう合わせたのかと思うくらい、会場の名前”新宿眼科画廊”と、シンクロ。
その熱量に触れていく前から、期待と、そして少しばかりの怖さが膨らんでいきますウインク

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会場の名前のとおり、画廊の一角が舞台に仕立てられ、残りの”画廊”の部分の一部を使って、お題に関する作品が出展されています。
この日、少し早めに到着した筆者は、待ち時間のあいだに、その画廊のほうも見学。

”お題に関する作品”は、演出を担当されているかたの展示。その名の通り「再生」という作品もあるのですが、ここを見るだけでは、再生というイメージはあっても、”怖さ”はオブラートに包まれた感じ。おぼろげなヒントといったところでしょうか電球

ほかの作家さんの展示ものぞいてみます。
ちょっと目のやり場が…^^っていう感じのものもありますが、あるものはそれをいやらしく見せないポップな雰囲気に仕上がりウインク、またあるものは、それとは別の世界のものごとを、いかようにも感じ取れるような絶妙な表現をしています。”はるかぜちゃん”が時折ツイッター上で言わんとしている世界が、たしかにここにはあるみたいるんるん



さて、舞台に仕立てられた画廊の一角に足を踏み入れると、演者さん2人ぶんの椅子を、間近で観客が囲む形。
40人ほどでいっぱいになってしまうくらい、小さな、しかし濃密な空間です。
少しゆるめに敷かれている黒い敷物は、ふわっとかけられている程度(歩くと少し動く…)。”少しばかりの怖さ”という要素は、そのような体感から感じ取ることができます。

真っ暗な中にスポットライトで浮かび上がる演者さん2人は、ほんとうに目の前、1メートル少々の所にいらっしゃいます。
ストーリーは男性の演者さん、鈴木彰紀さんのほうが主に進めていく感じ、そこに、風花さんの声が重なっていきますぴかぴか(新しい)



筆者の最近の心の動きとシンクロしているのではと、思わずたじろぐような感覚がした前半に、早くも心を釘付けにされ…

いろんなことを乗り越えて幸せな瞬間はくるけれど…
それは、はかないほどあっという間で…

次第に妄想とも現実とも受け取れる、混沌とした世界に変わっていき…

最後はあまりにもせつなかった…。




できるだけ”ネタバレ”しないように書くと、こんな感じだったでしょうか。


朗読劇というスタイル。
ほんとうに言葉を乗せていく声と、ふたりの表情から全てを想像していくスタイル。

その”想像する”ということは、思っていた以上にパワーを使うものでありました。
なんだか、”同じ汽車に乗り合わせたひとびとの運命共同体”に身をゆだねた感覚だったみたいです。手に汗握る…という要素もありますが、間近で演じられるお二人の表現力に圧倒されたのだと思います。声音と表情、そして若干の身震いのような動き。それだけで表現されていく世界を追っていく行為が、とっても新鮮なものぴかぴか(新しい)



ネタバレを気にしないで済むなら、もっと語っていたい^^のですが、

原作というヒントを経ずに、”まっさら”の状態で観た筆者としては、風花さんを”はるかぜちゃん”というツイッター上でのお姿しか見ていないひとにこそお勧めしたい指でOK。前回の「想稿 銀河鉄道の夜」が、風花さんのオピニオンに一本とおる揺るぎない筋とするならば、今回の「再生」は、それが実はいろんな物事から着想を得ているのであり、それをご自分のものとしてとらえる過程そのものを観たのだと。


風花さんがお芝居という場所で奏でる世界に、まだまだ引き込まれていきそうな気がしますウインク
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