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今年最後の生サンマで一杯やりに根室に来て泊まっていた10月28日日曜日はクルマで札幌まで帰るだけの1日だった。
根室を出発する前に、根室名物の「オランダせんべい」を製造・販売する「端谷菓子店」の本店に立ち寄った。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1968936196&owner_id=18367645
「端谷菓子店」の本店は工場の一角で販売しているのだが、この本店限定で「オランダせんべい」の製品としては出荷できない半端物を袋詰めにしたものが運が良ければ売られているのだ。
丸い完成品4枚入りの「オランダせんべい」は250円で、「オランダせんべい」は4分の1ずつ90度の角度でちぎれるようになっており、4分の1カットされたものを袋詰めしたものは230円で売られている(写真3)。
そして、穴が開いたり厚さが足りなかったり、4分の1カットにもできない部分や、焼き台からはみ出したミミの部分など、失敗作だけを袋詰めしたものが工場のある本店だけで破格の170円で売られていることがある。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1922767698&owner_id=18367645
ただ、この半端物は失敗作だから、いつでもあるというわけではなく、運が良ければ手に入るレアものである。
今回、ミミだけを集めたものはなかったが、製品にならない半端物を袋詰めしたものは3袋あり、1つは自分用、2つは土産用に買って帰った。
翌日からの朝飯代わりに少しずつ食べる。
黒糖と小麦粉、卵、重曹のみを使って作った「オランダせんべい」は見た目はワッフルの皮に似ているが、食感はもっと固く、それでいて乾いてはおらずしっとりしており、ほんのり甘く素朴でおいしい。
失敗作は厚みが均一でなく、薄いところと厚い部分で異なる食感が楽しめ、半端物の方が変化が楽しめて自分はちゃんとした製品より好みである。
半端物はいつでも本店に行けば必ず手に入るというものでもなく、今回も自分が買った3袋で売り切れた。
久しぶりに「オランダせんべい」の半端物を食べたが、手に入ってよかったな。
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