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ゴールデンウィーク後半戦は1泊2日で青森へ行き、こどもの日の祝日だった5月5日日曜日の朝秋田をクルマで出発し、昼過ぎに青森駅前に取った宿に着き、先にクルマだけ置かせてもらってJR津軽線で蟹田まで行き、開催中の「しろうお祭り」で昼間からシロウオで一杯引っ掛けることにしていた。
ところが、近年日本酒を注文する客は少なかったとの理由で今年は生ビールだけで日本酒の提供はなくなっていた。
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せっかく青森まで行ってクルマも置いてJRで行ったんだから青森の地酒を飲みたかったが、置いていないんじゃ仕方ないので生ビール2杯で「しろうお定食」を堪能し、蟹田16:25発の津軽線青森行きで青森へ戻ろうと蟹田駅前まで行ったら、まだ16時過ぎだというのに以前函館勤務時代に北海道新幹線開業前日、青函トンネルを在来線で通れる最終日に蟹田へ行って短時間ではあるが一杯引っ掛けた店の前に「営業中」という幟旗が出ているではないか(写真1)。
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蟹田から青森へ行くJR津軽線は1日9往復しか運転されていないが、16:25発の次の青森行きは奇跡的にわずか1時間02分後、17:27発にも1本ある。
青森の地酒で一杯引っ掛けるつもりが「しろうお祭り」ではビールしかなく、青森の地酒も飲みたいと思っていたところで営業している飲み屋があり、1時間後に青森へ戻れる列車もある。
前回この店を2016年に訪問したときはウイスキーしか飲んでおらず地酒も置いているのか分からないが、目配せしたら青森から同行していた青森の同僚も同じ気持ちだったようでうなずき、「営業中なら寄ってみるか」とそのスナック&食事「道前」の扉を開けるとまだ16時ちょっと過ぎだと言うのにすでに顔を赤らめた常連客らしきオッサン2人がカウンターでボトルキープしている焼酎を飲みながら自分にはさっぱり分からない津軽弁で盛り上がっている。
おかみさんに「地酒は置いてありますか」と尋ねたところ、青森市の地酒「喜久泉」だけならあるとのこと(写真2)。
それで十分なので、1本後の青森行きで戻ることにして店内に入りお通しに出されたきんぴらごぼうとナスの煮物をつまみに「喜久泉」を飲んだ。
「しろうお祭り」で品数豊富な「しろうお定食」を食べたばかりで腹は減っていなかったので、ここではほかには何も注文せずお通しで「喜久泉」を1杯チビチビ飲んでお開きにしたが、1人1300円で済んでしまった。
おかみさん1人でやっている店で、おかみさんはもう78歳だそうであと何年やれるか分からないなどと言っていたが、機会があれば時間を取ってもっとじっくり飲みに来たいところである。
蟹田1727
↓JR
青森1803
蟹田から青森に戻ってきたが、昼間から生ビールジョッキ2杯と地酒1杯飲んですでにいいあんばいだし、全然お腹も減っていないから青森駅から歩いて15分ほど掛かる青森市の中心歓楽街・本町まで行って飲み直すほどの気力はないが、もうちょっとだけ地酒を引っ掛けたい気分ではある。
ただ、以前青森・札幌間の夜行急行「はまなす」が運転されていた頃、「はまなす」乗車前に立ち寄っていた青森駅前の店はこの日は定休日とのことで営業していない。
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そこで、青森駅前の昭和の雰囲気のままの横丁を見るとゴールデンウィークの18時でも2軒営業していた。
そこで、奥の赤ちょうちんに行ってみると営業はしているもののどうしたことか「本日、日本酒売切です」とのこと。
それじゃしょうがない、もう1軒の駅前酒場「一家(いちいえ)」へ。
地酒も3種類ある。
お通しに出された茎ワサビのお浸しと煮物をアテに同行者は七戸の地酒「七力」、自分は八戸の「如空」をちびちび。
酒のアテに炙った「干しこまい」も注文。
さらに中に味噌を塗ったイワシの天ぷら。
そして塩サバ。
常連客が立ち寄り「今山で採ってきた」という山菜の差し入れも天ぷらにして出してくれた。
この日は早起きして青森まで4時間ちょっとクルマを運転してきて、JRで蟹田へ行って昼間から飲んでもうすっかりいいあんばいだし、もうお腹も一杯なのでこのくらいでお開きにすることにしたが、会計すると2人で3300円だった。
もう酔っ払ってしまったのでハシゴはぜず宿に戻り、蟹田と青森駅前で都合3軒で生ビール2杯と日本酒2杯だけしか飲んでいないが、楽しくおいしい青森旅行だった。
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