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クルマで後志管内蘭越→黒松内→寿都→島牧日帰り出張だった10月22日月曜日は、最後の島牧を訪問したら16:45になった。
あとは札幌まで3時間半掛けて帰るが、寿都(すっつ)を通る頃には当然17時を過ぎていた。
寿都は、5月頃に獲れる名産のシラスを毎年食べに来ているが、ほかにも食べてみたいと思っていたものがある。
どっちみち札幌まで3時間以上掛かるから、この際17時半の夜の営業が始まるのを待って早めの夕食に寿都で食べて帰ることに決め、寿都市街にある割烹旅館「ダイマル大谷会館」の駐車場で待機。
寿都は定置網漁のホッケの水揚げ日本一だそうで、そのホッケを使った新・ご当地メニューを開発しようと音頭を執って開発した中心人物の店だ。
20分ほど待って夜の営業が始まり、目的のメニューがあることを確認して店内へ。
早速、この日は限定5食の「寿都ホッケめし(1280円)」を注文(写真2)。
例によって少々うさん臭い条件があれこれ多いが、おそらく旅行誌「北海道じゃらん」と共同開発したものだろう。
それはともかく、隣町の蘭越米にホッケの半身を3つに切り分けた蒲焼きが、長ねぎと錦糸玉子のほか、大葉と紅生姜と共に熱々の鉄板に盛られており、旨そうである。
鉄板が熱々のうちに「ホッケの魚醤」入りの「かけだれ」を掛けておこげを作れとのことなので、3切れのうちの2切れに掛ける。
1切れは「かけだれ」は掛けずにそのまま食べてみる。
これだけでも十分旨いホッケの蒲焼きである。
この日の「旬の刺身」2種類は、ヒラメとイカだった。
イカ刺は新鮮でコリコリしており旨い。
ヒラメも脂が乗っており普通においしい。
「季節の副菜」は茹でたイカゲソ。
これも普通に旨い。
そして、寿都名産の「生炊きシラス」も付いている。
春に獲れたコウナゴの稚魚の佃煮で、ほんのり甘くて旨い。
「ホッケめし」はスプーンでかき混ぜて食べるのもオススメとのことなので、途中からそうしてみる。
なかなか旨そうじゃないか。
甘辛いホッケの蒲焼きと、「かけだれ」がまぶされたご飯、こいつは旨い。
かき混ぜているうちに剥がれてしまったホッケの皮も、少し焦げてパリッとして旨い。
「かけだれ」が焦げてできたおこげもいい感じである。
いやいや、旨いなこれ。
いろいろと忙しかったが、楽しみながら完食。
「ホッケめし」だけでも楽しくておいしい上に、イカとヒラメの刺身も付いて1280円なら非常におトクだと思うし、寿都名産の生炊きシラスまで付いているのも嬉しく、これは大満足の逸品であった。
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