１０月２３日　第十三回　立川らく人落語大全集

１０月２３日　第十三回　立川らく人落語大全集　　上野広小路亭
師匠志らくの、立川志らく落語大全集と同じ演目をやる趣向の会
おそらくは毎回とも、大ネタのネタ下しと思います。
師匠から、了見は良しだが、出来るハズがない。とのご宣託あり。
了見が高座にどんな風になるか、いつも期待で通います。

立川らく人　　権兵衛狸
立川らく人　　松山鏡
立川らく人　　鼠穴

権兵衛狸と松山鏡、おとぎ話の暖かさが良く出ていて
落語の出来た頃の雰囲気かなとも思いました。

鼠穴は、ドラマチックな表現が良く出ていたと感じました。
兄弟が会った場面、田舎から出てきた時、
弟が成功した後の心情の出し合い、夢の中の争い
同じ人物ながら、場面に合わせた、別人のような表現
火事の怖さ、翻弄される人たち、落語でドラマは見事。

２４日に、志らく師匠に、鼠穴をどう考えてますか？聞きました。
いわく、噺として面白くない、夢落ちもつまらない。
落語でドラマチックを、どこまで表現できるかの落語だ。

そう思うと、らく人さんの、鼠穴は、本筋を行ってますね。