mixiユーザー(id:1032266)

2018年10月11日09:23

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鉄、千年のいのち、白鷹幸伯。

 過日古本屋で見つけておいた白鷹幸伯さんの著書で
「鉄、千年のいのち」を読み始める。
白鷹さんは四国は松山の野鍛冶で包丁や古代大工道具を
鍛造している鍛冶屋さんだが奈良の法隆寺の再興仕事の
ときに使われた和釘を鍛造された方です。
普通市販されている釘と違い錆びなくて
そして千年の長きに渡りちゃんと利いている釘。
その作り方は素材の鉄を選び焼いて叩いて焼入れをして
そしてまた焼いてなまして硬度を調整する手法ですな。
本書では生い立ちから経歴そして法隆寺や薬師寺の
金堂建築を指揮した西岡常一棟梁との出会いや
書簡の数々、そしてこれからを目指すものが書かれている。
こんなゴタクを書いている私も白鷹さんの打った包丁を持っています。
切れ味は素晴らしい、そして鋼特有の粘り強さがあります。
錆る事は当たり前の事、手入れ次第。
本が出ていることも知らなかったけれど
見つけて内容をチェックしたら即ゲット。
この本を読み勧めたら私も前は職人で有ったことを実感。

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