mixiユーザー(id:23509930)
2018年09月06日21:18
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俺の夏休み2018･バースデイきっぷで巡る四国(初日1/徳島に上陸)
今年の夏旅は四国です。
もともとは昨夏に実行を企んでいたのですが、諸事情が重なりやむなく断念。
その仕切り直しとなります。
7月の西日本豪雨、そのあと相次ぐ台風の接近･上陸で、行程への影響が心配されました。
しかしJR線の復旧などもあって、当初の行程を微修正する程度にとどまりました。
出発は、8月28日の夜。
例によって、新潟駅前22:05発の京都･大阪ゆき夜行高速バス｢おけさ｣を利用します。
この日は2台運行で、1号車を務める阪急バスの大阪230い3108(三菱ふそうエアロクイーン･QTG-MS96VP)に乗車します。
平日というせいか、車内はわずかに空席がみられたようです。
明けて29日。
バスは順調に走行を続け、所定6:05着の京都駅八条口を15分早着です。
このため当初より1本早い、京都6:08発のJR東海道･山陽線快速705Mに乗り換えることができました。
舞子(神戸市垂水区)には7:35着。
朝の通勤時間帯ということで激しい車内混雑を覚悟しましたが、ピーク前だったこともあり予想していたほどには至らず、少々肩透かしを食らいました。
明石海峡大橋と、その先に続く淡路島を眺めます。
その明石海峡大橋の神戸側、神戸淡路鳴門道上に設けられているのが高速舞子バス停。
今回は、ここから高速バスで四国を目指します。
平日の朝、四国･淡路島から神戸･大阪へと向かう上り便が2台、3台と到着します。
一方で、神戸･大阪から四国･淡路島への下り便の出入りも激しく、特に淡路島方面への便は通勤客の長い列ができるほど。高速バス通勤が完全に定着した印象を受けます。
さあ、四国上陸へアタックです。
高速舞子8:10発、新神戸駅からの｢阿波エクスプレス神戸号｣に乗車です。
8:00発、大阪駅バスターミナルからの｢阿波エクスプレス大阪号｣に乗れないこともないのですが、今回は時間に余裕をもたせました。
西日本ジェイアールバスの担当ダイヤで、644-4977(神戸200か4669/三菱ふそうエアロバス･KL-MS86MP)の登場です。
発車してすぐさま明石海峡大橋を渡ります。
朝の陽ざしを浴びながら行き交う船を眺めるのは爽快です。
淡路島を進み、高速舞子から40分ほどで大鳴門橋へ。
この日の満潮は7時40分。
前後2時間くらいが渦潮の見頃だそうで、なんとなくそれっぽい様子が覗けました。
3年ぶりの四国上陸、そして5年ぶりの徳島県入りです。
鳴門公園口、高速鳴門(ともに鳴門市)と高速道路上のバス停に停車したあと、バスは鳴門ICを下り国道11号線に入ります。広い駐車場と待合室を備えた松茂(松茂町)で多くの乗客が下車しますが、興味深いのはワイシャツ姿の男性ビジネス客も複数みられたこと。現地拠点の社員が迎えの車で待っているのか、それともレンタカーを借りるのか？(徳島空港周辺にある複数のレンタカー店が、ここからの無料送迎を実施しているようです)
吉野川を渡れば、いよいよ徳島市街です。
高速舞子から1時間20分超で、終点の徳島駅に到着です。
駅前バスのりばからは、5分おきに発車を告げるブザーが流れます。
これまで、船の汽笛を思わせるようなブザーが流れていたのが、5年ほど前に一新。
いわゆる｢営団ブザー｣が使われています。
前回訪問時には気づきませんでしたが。
個人的には、このブザーが流れたあとに東西線05系のドア開閉チャイム、そしてチョッパ音が聴こえてきそうでなりません…。
バスのりばからは、徳島市交通局と徳島バスの市内路線が発着します。
2015年3月末まで乗り入れていた小松島市運輸部は、事業廃止により徳島バスへと移管されました(小松島市協定路線として運行)。
徳島バスで気になったのが、徳島駅前10:00発の橘線【87】橘西ゆき。
小松島市を経て阿南市へと向かう路線です。
H-307(徳島200か307/日野レインボー��･PDG-KR234J2)の前面LED式行先表示器には、｢川口行 のりかえ便｣との表記が。
この便は、途中の阿南共栄病院(10:51通過)から終点の橘営業所(11:15通過)の間で、10分後に運行される丹生谷線(那賀町方面)の川口ゆきに乗り換えできるダイヤとなっています。
こうした表示は以前から丹生谷線で実施されており(徳島駅前→川口営業所ゆきにおいて同営業所での乗換便の行先を併記)、ゾーンバスシステムを導入し遠距離路線の分断･乗換を進める場合に示唆的な事例といえそうです。
それこそ、新潟交通のBRT萬代橋ラインに当てはめるなら、青山ゆきの通常表示と乗換可能な行先表示(例えば｢青山のりかえ 味方･大堀方面｣)を交互に切替えながら走らせることで、乗り換えればどこまで行けるかのイメージが湧き、多少の乗り換え抵抗の軽減につながるのではないかと考えてしまうわけです。
橘線も経由する県道120号線は、徳島駅前から小松島市方面に向かうメインルート。
小松島市協定路線や橘線のほかに勝浦･丹生谷の両線も重複しており、徳島駅前〜日赤病院玄関前の間は平日で各線あわせて40往復が運行されています。
当方が3度目に訪れた2007年4月時点では、平日で徳島発88本･小松島発90本。
随分と激減した印象を受けますが、おそらく1便あたりの乗客数は多くなかったのでしょう。
供給過剰気味だったのかもしれません。
各路線での本数削減に加え、丹生谷線では2014年10月にそれまでの内原経由系統を経路変更し、橘営業所経由としたうえで阿南総合病院止めに差替え(徳島直通は長生経由のみに)。勝浦線も黄檗(きわだ)上〜徳島駅前系統の徳島側を今年4月に中田八幡社前(小松島市)止めとするなど、徐々に乗換を前提とした系統分断が進められつつあります(特に乗換時の運賃特例は無い模様)。
また徳島県も同一ルートの路線重複を問題視しており、今後｢徳島県次世代地域公共交通ビジョン｣の策定を目指す中で議論が進められるものと思われます。
https:/
よそ者が口出しする問題でないのは承知のうえで、可能なら運賃特例の整備を含めたゾーンバスシステムを構築し、徳島〜小松島(〜阿南)を幹線として川口･勝浦･小松島市内各地へはフィーダー支線に乗り換える形でダイヤの充実を図るのも一つの方法かと思われます。
一方、徳島市交通局(市営バス)のカラーリングにも気になることが。
市営バスの標準塗装は銀に青帯で、徳島バスへの運行委託路線では同社の車両に黄緑帯が施されます。これらとは別に、中央循環線用にはピンク帯、南部循環線用にはオレンジ帯、東部循環線用には緑帯が施されています。
このうち中央循環と南部循環は徳島バスへの委託路線ですが、交通局直営時代の路線新設当初からこれらの色違い帯が採用されており、他の路線との識別が図られています。
前回2013年5月の訪問時にもご紹介しましたが、当時は交通局直営時代。
徳島バスへの委託となった現在の様子をご覧に入れましょう。
2台とも日野レインボーHR(KK-HR1JKEE、元･南海バス)で、南海での在籍時は｢堺シャトル｣専用車だったとか。
方面別･路線別のラインカラーは、カラーLED式行先表示器の登場もあって注目を集めています。ただ、カラーLEDでは表示範囲が限られており、乗客への視認性という点でなお課題が残っています。車体へのラインカラー採用は、車両運用に制約を与える難点があるものの、乗客への視認性ではカラーLEDに勝るといえるでしょう。特に車両を路線別に固定運用させている事業者においては、採用を検討する価値が十分あるように感じます。
あとは、これも以前何度か触れている、市営バスの万代車庫前ゆき。
1990年代以前からの新潟交通ファンなら反応するでしょう。
まだ四国に上陸したばかりですが、長文となったので続きは次回以降に。
もともとは昨夏に実行を企んでいたのですが、諸事情が重なりやむなく断念。
その仕切り直しとなります。
7月の西日本豪雨、そのあと相次ぐ台風の接近･上陸で、行程への影響が心配されました。
しかしJR線の復旧などもあって、当初の行程を微修正する程度にとどまりました。
出発は、8月28日の夜。
例によって、新潟駅前22:05発の京都･大阪ゆき夜行高速バス｢おけさ｣を利用します。
この日は2台運行で、1号車を務める阪急バスの大阪230い3108(三菱ふそうエアロクイーン･QTG-MS96VP)に乗車します。
平日というせいか、車内はわずかに空席がみられたようです。
明けて29日。
バスは順調に走行を続け、所定6:05着の京都駅八条口を15分早着です。
このため当初より1本早い、京都6:08発のJR東海道･山陽線快速705Mに乗り換えることができました。
舞子(神戸市垂水区)には7:35着。
朝の通勤時間帯ということで激しい車内混雑を覚悟しましたが、ピーク前だったこともあり予想していたほどには至らず、少々肩透かしを食らいました。
明石海峡大橋と、その先に続く淡路島を眺めます。
その明石海峡大橋の神戸側、神戸淡路鳴門道上に設けられているのが高速舞子バス停。
今回は、ここから高速バスで四国を目指します。
平日の朝、四国･淡路島から神戸･大阪へと向かう上り便が2台、3台と到着します。
一方で、神戸･大阪から四国･淡路島への下り便の出入りも激しく、特に淡路島方面への便は通勤客の長い列ができるほど。高速バス通勤が完全に定着した印象を受けます。
さあ、四国上陸へアタックです。
高速舞子8:10発、新神戸駅からの｢阿波エクスプレス神戸号｣に乗車です。
8:00発、大阪駅バスターミナルからの｢阿波エクスプレス大阪号｣に乗れないこともないのですが、今回は時間に余裕をもたせました。
西日本ジェイアールバスの担当ダイヤで、644-4977(神戸200か4669/三菱ふそうエアロバス･KL-MS86MP)の登場です。
発車してすぐさま明石海峡大橋を渡ります。
朝の陽ざしを浴びながら行き交う船を眺めるのは爽快です。
淡路島を進み、高速舞子から40分ほどで大鳴門橋へ。
この日の満潮は7時40分。
前後2時間くらいが渦潮の見頃だそうで、なんとなくそれっぽい様子が覗けました。
3年ぶりの四国上陸、そして5年ぶりの徳島県入りです。
鳴門公園口、高速鳴門(ともに鳴門市)と高速道路上のバス停に停車したあと、バスは鳴門ICを下り国道11号線に入ります。広い駐車場と待合室を備えた松茂(松茂町)で多くの乗客が下車しますが、興味深いのはワイシャツ姿の男性ビジネス客も複数みられたこと。現地拠点の社員が迎えの車で待っているのか、それともレンタカーを借りるのか？(徳島空港周辺にある複数のレンタカー店が、ここからの無料送迎を実施しているようです)
吉野川を渡れば、いよいよ徳島市街です。
高速舞子から1時間20分超で、終点の徳島駅に到着です。
駅前バスのりばからは、5分おきに発車を告げるブザーが流れます。
これまで、船の汽笛を思わせるようなブザーが流れていたのが、5年ほど前に一新。
いわゆる｢営団ブザー｣が使われています。
前回訪問時には気づきませんでしたが。
個人的には、このブザーが流れたあとに東西線05系のドア開閉チャイム、そしてチョッパ音が聴こえてきそうでなりません…。
バスのりばからは、徳島市交通局と徳島バスの市内路線が発着します。
2015年3月末まで乗り入れていた小松島市運輸部は、事業廃止により徳島バスへと移管されました(小松島市協定路線として運行)。
徳島バスで気になったのが、徳島駅前10:00発の橘線【87】橘西ゆき。
小松島市を経て阿南市へと向かう路線です。
H-307(徳島200か307/日野レインボー��･PDG-KR234J2)の前面LED式行先表示器には、｢川口行 のりかえ便｣との表記が。
この便は、途中の阿南共栄病院(10:51通過)から終点の橘営業所(11:15通過)の間で、10分後に運行される丹生谷線(那賀町方面)の川口ゆきに乗り換えできるダイヤとなっています。
こうした表示は以前から丹生谷線で実施されており(徳島駅前→川口営業所ゆきにおいて同営業所での乗換便の行先を併記)、ゾーンバスシステムを導入し遠距離路線の分断･乗換を進める場合に示唆的な事例といえそうです。
それこそ、新潟交通のBRT萬代橋ラインに当てはめるなら、青山ゆきの通常表示と乗換可能な行先表示(例えば｢青山のりかえ 味方･大堀方面｣)を交互に切替えながら走らせることで、乗り換えればどこまで行けるかのイメージが湧き、多少の乗り換え抵抗の軽減につながるのではないかと考えてしまうわけです。
橘線も経由する県道120号線は、徳島駅前から小松島市方面に向かうメインルート。
小松島市協定路線や橘線のほかに勝浦･丹生谷の両線も重複しており、徳島駅前〜日赤病院玄関前の間は平日で各線あわせて40往復が運行されています。
当方が3度目に訪れた2007年4月時点では、平日で徳島発88本･小松島発90本。
随分と激減した印象を受けますが、おそらく1便あたりの乗客数は多くなかったのでしょう。
供給過剰気味だったのかもしれません。
各路線での本数削減に加え、丹生谷線では2014年10月にそれまでの内原経由系統を経路変更し、橘営業所経由としたうえで阿南総合病院止めに差替え(徳島直通は長生経由のみに)。勝浦線も黄檗(きわだ)上〜徳島駅前系統の徳島側を今年4月に中田八幡社前(小松島市)止めとするなど、徐々に乗換を前提とした系統分断が進められつつあります(特に乗換時の運賃特例は無い模様)。
また徳島県も同一ルートの路線重複を問題視しており、今後｢徳島県次世代地域公共交通ビジョン｣の策定を目指す中で議論が進められるものと思われます。
https:/
よそ者が口出しする問題でないのは承知のうえで、可能なら運賃特例の整備を含めたゾーンバスシステムを構築し、徳島〜小松島(〜阿南)を幹線として川口･勝浦･小松島市内各地へはフィーダー支線に乗り換える形でダイヤの充実を図るのも一つの方法かと思われます。
一方、徳島市交通局(市営バス)のカラーリングにも気になることが。
市営バスの標準塗装は銀に青帯で、徳島バスへの運行委託路線では同社の車両に黄緑帯が施されます。これらとは別に、中央循環線用にはピンク帯、南部循環線用にはオレンジ帯、東部循環線用には緑帯が施されています。
このうち中央循環と南部循環は徳島バスへの委託路線ですが、交通局直営時代の路線新設当初からこれらの色違い帯が採用されており、他の路線との識別が図られています。
前回2013年5月の訪問時にもご紹介しましたが、当時は交通局直営時代。
徳島バスへの委託となった現在の様子をご覧に入れましょう。
2台とも日野レインボーHR(KK-HR1JKEE、元･南海バス)で、南海での在籍時は｢堺シャトル｣専用車だったとか。
方面別･路線別のラインカラーは、カラーLED式行先表示器の登場もあって注目を集めています。ただ、カラーLEDでは表示範囲が限られており、乗客への視認性という点でなお課題が残っています。車体へのラインカラー採用は、車両運用に制約を与える難点があるものの、乗客への視認性ではカラーLEDに勝るといえるでしょう。特に車両を路線別に固定運用させている事業者においては、採用を検討する価値が十分あるように感じます。
あとは、これも以前何度か触れている、市営バスの万代車庫前ゆき。
1990年代以前からの新潟交通ファンなら反応するでしょう。
まだ四国に上陸したばかりですが、長文となったので続きは次回以降に。
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