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2018年09月04日05:40

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キチガイナスビ(気違い茄子)

高町池の脇の小花壇にナス科の草本のチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)が咲いてゐます。
園芸名ダチュラですが、古くはマンダラゲ(曼陀羅華)と呼ばれてゐました。花は上向きに咲きますが、下向きに咲く木立朝鮮朝顔(エンゼルトランペット)とは別物です。

日本へは、江戸時代(1684年)に薬用植物としてもたらされ、帰化・野生化したものです。薬用植物ですが、毒性も著しく強く、「キチガイナスビ」といった別名を持ちます。
口にすると、30分程度で口渇,体のふらつき、幻覚、妄想、悪寒など覚醒剤と似た症状が現れます。

江戸時代、和歌山の医者−華岡青洲が世界初の全身麻酔手術に成功しました。その麻酔薬は「通仙散」と言ひ、この曼陀羅華を主成分として精製されたものでした。「朝鮮」とつきますが、原産地は南アジアで海外から入ってきたと言ふ意味です。



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