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2018年07月31日19:54

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夏の思い出は


子どもが
好きではないと言う人がいた

子どもは
煩わしく 落ち着かず
行動予測が困難で
すぐ泣いたり叫んだりするから
苦手なんだと

そう聞いて感じたことは
その人は生まれた時から
自分は大人だったと
勘違いしているのではなかろうか
ということ

人は皆 
子どもの時代を経て
大人になる

子どもから大人になる時には
大人になんかなりたくないとさえ
思いながら

早く大人になりたいと
思う人もいるだろうが
そんな人も間違いなく
子どもだった頃を生きている

子どもとして生きていた頃には
分からなかったけれど
子ども時代をどう過ごしたかは
大人になってから
とても大事なものだと分かってくる

人はいくつになっても
子どもだった頃も含めて
かつての自分を
その身に宿しているのではなかろうか

もう十分大人になっていても
5歳 8歳 10歳 12歳の頃の
自分がいるのではなかろうか

その時々で
自分が感じたこと
悲しんだこと 喜んだこと
驚いたこと 焦ったこと
発見したこと 傷ついたこと

そんなことを
思い出とか そういうことではなく
等身大で
我が身に宿しているのではなかろうか

だから
初恋の胸の疼きは
自分の中に そのままで残っているし

息を殺してセミを捕まえた感動は
あの日のままで 不意に甦ったりする

今でも真っ赤な夕陽に感動するのは
自分の中に 赤い夕陽に猛烈に感動した
いつかの自分がいるから

だから
夏の入道雲や夜空の星は
いくつになっても
子どもの頃と同じように
心を躍らせてくれるのではなかろうか

誰も小学生の夏休みは
永遠ではなく
たった6回しかなかったなんて
気づいていないのではなかろうか




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