あの頃の未来は
キラキラと煌めいていた
手を伸ばす勇気すら
持てないほどに
いつしか
あの頃の未来を
通り過ぎている自分に
気づいた
忙しかったり
諦めることや
言い訳することを
おぼえている間に
知らない間に
通り過ぎていた
通り過ぎて
気づいたことは
煌めく未来を
信じていた頃が
あの頃の未来よりも
キラキラと
煌めいているということ
勇気も経験も自信も
まだ何もないって
そう思っていたあの頃
だけど夢を信じていたあの頃は
不安よりも期待に
胸を膨らませていた
そんなことを思い出すと
心が少し温かくなって
鈍色だった未来が
少しだけ 煌めき始めた
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