以下、論語より抜粋
魯(ろ)の大夫、季康子(きこうし)が政事(まつりごと)について孔子に問うて、
「国が善く治まらないのは、人民に無道の者が多いからである。もしこの無道の者を殺して、人民を道の有る方へつき赴(おもむ)かせるようにしたら、いかがなものでありましょうか」と、たずねた。
孔子が答えて言うには、
「政治をするのに、何で人民を殺す必要がありましょうや。
若(も)しあなたが、まず自分から善を追求したならば、人民もおのずから善道に赴くことになりましょう。
そもそも、上に立つ人の徳は、たとえてみれば風のようなものであり、下に在る人民の徳性は、たとえてみれば草のようなものです。
その草に風が加われば、草は必ず靡(なび)き伏(ふ)すものであります。
このように、上に立つ政治家の徳風は、下に立つ人民をその影響の下に伏し靡(なび)かすものであります。」と。
以下、私見です
現在の我が国の嘆かわしいまでの人心の荒廃は、上に立つ者の乱れであります。
安倍総理、内田前監督、栄監督、高度プロフェッショナル制度を望む経営者
上に立つべきでない人間が上にいる
これが、我が国の最大の病魔であります。
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