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2018年06月12日15:04

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毎度!雨じゃ雨じゃで旧作二本立て。

11日、シネマヴエーラ渋谷の『“キネマ洋装店”コラボ企画 美しい女優・美しい衣装』で、「燃える大陸」(68)+「忘れえぬ慕情」(56)。
「燃える〜」、西村昭五郎監督、渡哲也主演の本作、タイトルさえ知らなかった。
売れっ子イラストレーターの主人公が松坂屋(タイアップ!)の依頼で荒野のイメージを求めてオーストラリアへ。
社長令嬢、松原智恵子に翻弄され、更に流行に乗っただけの自分の才能の無さに気付き――と、そのまま進むとハドリー・チェイスの「悪女イブ」→ジョセフ・ロージー「エヴァの匂い」(62)になってしまうが、オーストラリア人役、岡田真澄の求婚との間に揺れたヒロインが車を暴走させ…と突然の“愛の不毛”アントニオーニ的結末に!
前年の「紅の流れ星」(67)のラストでは、まんま「勝手にしやがれ」(59)をやってるし、別に驚きはしないが。
それより、英語台詞に日本語スーパーが出ない! 当事の字幕はネガに焼き込まない“吊り”の筈なので、ニュープリントの際に吊り忘れたのだろう。
渡さんら、日本人の話す英語は聞きとれるが、現地の方の話すのと、何故か日本育ちのケン・サンダースのは聞き取れなかった。

「忘れえぬ〜」、岸恵子が監督、イヴ・シャンピと結婚することになった日仏合作。
長崎の造船所技師のジャン・マレーと愛し合う呉服屋の娘、岸。そこに、マレーの元カノ、ジャーナリストのダニエル・ダリュウが来日し…。
マレー、みっともない程、二人の間で揺れまくる。
どうするんじゃと苛ついていたら、大型台風が長崎を直撃!! 特撮も駆使した大スペクタクルに!
これで雨降って地固まる的にハッピーエンドに持ち込めると思いきや、無理矢理な悲劇的結末は、脚本に松山善三が参加しているからと思うのは穿ち過ぎか。
日本人女性と結婚し、長崎で暮らすスイス人役に、ゲルト“ゴールドフィンガー”フレーベ。
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