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2018年05月10日07:26

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2018年 5月 4日(金) レーゲンスブルク劇場 「Messe in h-Moll」

舞台中ほどに真紅の壁が配置され、それには「Soli dei Gloria」と記されている。オーケストラの演奏が始まり、黒装束の合唱団30人が登場。「キリエ・エレイソン」を歌い始めた。「キリエ」後半になると合唱団員が一人また一人と退場し、最後は男性2人女性4人の合計6人となってしまったが音圧がほとんど変わらないのがすごい。「キリエ」が終わると男女各2人が下がり女性2人が残る。後ろの壁がなくなり後方に2階建てのビーチ・ハウスのようなものが現れる。彼女たちはヘッドフォンを着けて踊り始める。そして「クリステ・エレイソン」を歌い始めるが、上着を脱ぎ、スカートを脱ぐと明るい青の水着となる。ビーチ・チェアーが持ってこられ、やがて海水パンツだけのボーイがカクテルを持って現れる。彼女たちは紅を取り出しそのボーイにあたかも聖痕のような印を塗り付ける。黒服の合唱団が戻ってき、「キリエ」を歌いながら彼女たちを非難する仕草をして追い出す。
回り舞台が回転する。下の4部屋は左から写真家の部屋、次の部屋は右にキッチンがありその左に乳母車のおいてある部屋、その次の部屋は右手に浴槽左手に小テーブルと椅子があり背広を着た男が座っている、そして最後の部屋には右手に赤ん坊のスペースそしてその左でケーキを作っている女性。男性の部屋の上の階の部屋には右手に化粧台があり、天使の羽を着けた男がいる。キッチン前の女性はマイクをもって「ロ短調」の歌い方について話しては「グローリア」を歌う。
浴槽の男性は営業成績でも悪いのか、薬(おそらく睡眠薬)を大量にコップに入れ水を注いでそれを飲み干す。その時清らかな「エット・イン・テッラ」が天井(桟敷)から聞こえる。男は苦しんで部屋から出ていく。男女が現れ「Happy Birthday」と書かれたリボンやモールを楽しそうに下の2部屋に飾る。そして誕生祝の熊?の人形で赤んぼうをあやし始めるが、急に硬直した顔になる。赤子が死亡したのだ。礼服を着た弔問客が花、人形そしてろうそくを持って登場し乳母車の前に並べる。嘆き悲しむ両親。黄色いレインコートを着た痴呆らしい老婆が左手から登場し、その娘が彼女を追ってくる。二人は2階に上り、老婆はモノの名前を書いてそれに張り付ける。
舞台下からイスラム教の男性が登場。彼は持参のじゅうたんを敷き、コーランを唱える。3列の連なった蛍光灯が下降してきて彼を圧迫し、舞台下に追いやる。
「ホザンナ」が始まる前に大音響が響き劇場が揺れる。ドライアイスの霧が何か所からか協力に放出され、この曲が終わるころには皆倒れる。
そして「ドナ・ノービス・パーチェム」で全曲の演奏が終わる。振付の意味は全く不明だが、なかなか聞きごたえのある演奏であった。ドイツではアンテナを高くしているといろいろ面白いものに出会える。
21:20終演の予定であったがかなり押していた。30分にはなっていたのではないか。そこで急ぎ会場を後にする。21:57の列車に乗りたいのだ。おおむね15−20分でつけるはずだが、道が分からない。人に聞き聞き、何とか駅にたどり着く。そして予定していたALX350に乗車できた。チェコ車両でプラハからの列車だったが定刻運行。さすが私鉄。23:20にミュンヒェン中央駅に着いたので余裕で0時前にホテルに戻れた。
(この項、未だ十分検証してみたい。なお正確に期するためには最低もう1回観たい。最後の写真はソーセージ屋。)
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