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2017年12月17日15:34

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2017年10月の新潟市内バス利用状況

15日付の新潟日報によると、14日の新潟市議会環境建設委員会においてBRT・新バスシステムの利用者数(2016年9月〜17年8月)が市から公表されたとのことです。

これは市のHPでも、「新バスシステム運用2年目のバス利用者数の集計」として既に発表済み。
各路線の合計利用者数は、1年目(15年9月〜16年8月)に比べ2.5%増。
旧中心市街地にあたる古町・本町の両バス停利用者数も、1年目に比べ6.1%増(但し6〜8月に限っては前年割れ)となったというものです。
*新バスシステム実施前の15年9/1〜9/4、うるう年にあたる16年2月はそれぞれ補正。
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/kotsu/newsystem/torikumi/h28data.html

出席した市議やネット上での反応をみると、16年9月に本格実施した高齢者向け運賃割引「シニア半わり」による効果が大きいでのはとの見方も多いようです。

そこで、新潟交通が11日に発表した10月分の路線別利用者数を基に、シニア半わり2年目の利用状況を眺めてみようと思います。

以前も日記でお伝えした9月分については、利用期間・販売枚数限定で発売された1日フリー乗車券「ぶらばすチケット」による乗車が、今年9月の利用状況に僅かながら影響を与えている可能性があります。「ぶらばすチケット」の利用期間が9月中で終了していること、またシニア半わりの実施日が16年9月12日であったことを加味すれば、10月の利用状況は昨年同月との比較が容易であるといえそうです。

参考までに、昨年10月の利用状況を記した日記と、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1957425049&owner_id=23509930

今年9月の利用状況について記した日記をそれぞれ貼っておきます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963645122&owner_id=23509930
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963656142&owner_id=23509930


【全体の利用者数】
2017年10月の各路線を合計した利用者数は、2,007,999人。
前年、2016年10月の利用者数1,924,141人に比べ4.4%増となっています。
そして1年目、2015年10月の1,987,470人をも上回っています。
(2016年10月の利用者数は、15年10月に比べ3.2%減)


【中心部路線】
以下、表記方法は昨年10月の利用者数→今年10月の利用者数(前年との増減率)

B1 萬代橋ライン 285,692人→293,463人(+2.7%)
C1 県庁 71,383人→73,998人(+3.7%)
C2 浜浦町 146,528人→150,015人(+2.4%)
C3 信濃町 23,421人→25,279人(+7.9%)
C4 東堀通 7,335人→7,852人(+7.0%)
C5 西堀通 13,921人→13,994人(+0.1%)
C6 八千代橋 40,834人→43,722人(+7.1%)
C7 柳都大橋 9,400人→10,730人(+14.1%)
C8 新大病院 12,154人→13,582人(+11.7%)

9月に利用者数が前年同月を上回ったのは、C3・C4・C7の3路線のみ。
しかし10月は、全路線で前年同月を上回りました。
また、C1・C2・C7・C8の4路線は2年続けて前年同月を上回っています。
特に15年9月に新設されたC7は、2年続けて10%以上も利用者数が伸びました。

8月から9月にかけ、1便平均利用者数が33.9人→33.5人と低迷していた萬代橋ラインですが、10月は35.1人に回復しています。


【南新潟方面路線】
S1 市民病院 14,338人→14,785人(+3.1%)
S2 鳥屋野 69,593人→73,029人(+4.9%)
S3 水島町 26,448人→29,374人(+11.1%)
S4 上所 19,702人→21,772人(+10.5%)
S5 女池 58,039人→61,971人(+6.8%)
S6 長潟 93,995人→93,769人(-0.2%)
S7 スポーツ公園 33,504人→34,163人(+2.0%)
S8 京王団地 14,403人→16,238人(+12.7%)
S9 亀田 2,713人→3,134人(+15.5%)

9月はS1・S6を除く7路線で、前年同月の利用者数を上回りました。
10月はS1も増加に転じ、前年同月を下回ったのはS6のみに。
しかし減少率は-0.2%にとどまっています。
S4とS7は、2年連続で前年同月を上回る利用者数となっています。


【西新潟方面路線】
W1 有明 150,314人→159,421人(+6.1%)
W2 西小針 260,810人→274,941人(+5.4%)
W3 寺尾 24,934人→23,223人(-6.9%)
W4 大堀 49,820人→49,111人(-1.4%)
W5 小新 9,019人→9,658人(+7.1%)
W6 千歳大橋 1,487→1,573人(+5.8%)
W7 大野白根 56,312人→67,292人(+19.5%)
W8 味方 18,189人→17,174人(-5.6%)

9月に続いて、W3・W4・W8で利用者数が前年同月を下回りました。
W7では、9月(+13.2%)から2ケ月連続で10%以上の利用者増。
「ぶらばすチケット」の利用が終了した10月でも高い伸びを維持しています。
この1年で「シニア半わり」での利用が浸透したとみてよいのでしょうか。
ちなみに、16年10月の利用者数は前年同月から-8.9%でした。

なお、2年連続で利用者数の増加をみた路線はありません。
W8に限り、2年連続で減少となっています。


【東新潟方面路線】
E1 臨港町 15,633人→17,256人(+10.4%)
E2 空港松浜 161,323人→160,659人(-0.4%)
E3 河渡 76,599人→78,063人(+1.9%)
E4 大形 43,084人→46,368人(+7.6%)
E5 牡丹山 34,037人→35,048人(+3.0%)
E6 竹尾 28,169人→29,011人(+3.0%)
E7 はなみずき 13,798人→13,779人(-0.1%)
E8 石山 29,640人→34,197人(+15.4%)

9月は利用者数が前年同月を割り込んだE6は、10月で一転して増加に。
逆に9月は前年同月を上回ったE2とE7は、減少に転じました(但し-1%以内)。
それ以外の5路線は、9月に続いて前年同月を上回る利用者数となっています。

また、2年連続で利用者数の増加をみたのはE1・E3・E4・E6の4路線。
一方でE2とE7は、2年連続で利用者数が前年同月を下回りました。

ちなみに、今年10月のE5・E6・E7の合計利用者数は77,838人。
新バスシステム実施前、14年10月の3路線合計利用者数は82,316人となっており、逆転を果たせませんでした。


【その他路線】
青山循環 2,110人→2,343人(+11.0%)
黒鳥 3,780人→3,687人(-2.5%)
赤塚 1,442人→1,426人(-1.1%)
芋黒 238人→259人(+8.8%)
みなと循環 1,558人(今年3月新設)
青陵ライナー 362人(同上)

青山循環は、9月に続いての利用者増であるとともに2年連続の利用者増に。
みなと循環は、7月以降増え続けた1便平均利用者数が9月7.6人→10月6.3人に急落。
青陵ライナーの1便平均利用者数は9月4.2人→10月5.7人に回復しましたが、中旬を中心に低温・多雨となった11月の利用状況が気になるところです。

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