mixiユーザー(id:17119814)

2017年12月01日09:41

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レイテ(21)

当初の作戦計画では基地航空隊からの航空支援、囮となる小沢艦隊によって栗田艦隊には
米軍機による空襲は行かないようにするということになっていた。まあこれを額面通りに
信じている人間はまさか居なかったではあろうが、こうも立て続けに米軍機に攻撃されれ
ばどうなってるんだ!と文句の一つも言いたくなるってなもんである

そんなわけで栗田中将も航空基地に向けて、敵機がバンバン来よるでどないなっとんや!
と打電した。しかしこの打電内容が届くのが遅れに遅れる。9時45分に栗田艦隊が打電
した第一次攻撃隊来襲の報が航空基地に届いたのは15時頃。6時間近くかかっている。
これによってシャーマン部隊以外にも米空母が居ることに気づいたのだが、その頃にはも
う栗田艦隊は大きな損害を被っていたのである

13時にやってきた第三次攻撃隊は83機の大編隊。武蔵や大和という大型艦だけでなく
艦隊全体に対して攻撃を仕掛けてきた。軽巡洋艦矢矧が艦首部に至近弾を受け浸水、速度
が低下する損害を受けた。この攻撃でも最も攻撃が集中したのはやはり武蔵だった。速度
が低下し攻撃をかわす能力が低下していた武蔵は、爆弾4発魚雷4発が命中した。それだ
け被害を受けてもまだ沈まない。大和型戦艦はやはり凄かった

しかしこれだけ被弾するとさすがに浸水も大きく、全体が沈み込んだ感じになり速度もさ
らに低下した。もはや他の艦についていくことは不可能だと判断され、艦隊から離脱させ
ることになったが離脱する暇すら与えてもらえなかった。第四次攻撃隊は14時過ぎに来
襲した。この攻撃隊はレイテ島沖に居たデヴィソン部隊の空母からやってきたものだった
が、艦隊から離脱しようとしていた武蔵は全く狙われず、攻撃は大和と長門に集中した。
武蔵は駆逐艦清霜と重巡洋艦利根の護衛を受け、最も近いコロン港へ退避しようとしてい
た。しかしそこに運命の第五次攻撃隊がやってきたのである

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