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2017年11月30日18:02

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新海誠展@国立新美術館〜シネマ歌舞伎 め組の喧嘩@東劇

本日は木曜ですから国立新美術館は休みではありません
というわけで先週のリヴェンジで六本木まで出かけました
あまりぱっとしない天気で、そのせいか切符売り場の前も人影まばら
ワタシは前売りを持っておりましたので素通りしてスムーズに館内へ
天気のせいか、会期中ごろのせいか、時間帯のせいか、展示物の内容の
せいか、来場者には熟年層が少なく(皆無ではありませんよ、ワタシが
いましたので)お若い方中心でした

ワタシが「君の名は。」を拝観して、早いもので1年以上経っております
既に日記に書きましたが、比較的最初の頃観てそれからあれよあれよと
言う間に観客動員数が伸びて、配収が歴代2位になったとか
まぁまぁ納得できる結果でしたね

100%満足できる内容ではありませんでしたが(特にラストには不満が残る)
そのときの日記に書いた通り、スッキリで加藤浩次君の推奨したように
映像がきれいです
本日はそのことを再確認して参りました

人間だれしもが美しいと思う風景があるのは何故なんでしょうね
もちろん中には「何も感じない」という人もあるかもしれませんが、得てして
そういう人はへそ曲がりで認めたくないだけ
誰もが美しいと思うメロディーがあったり、感動する文章があったり
人間の感覚って何なのでしょうか

新海さんは長野県小海町の出身で、敢えて言えば田舎の空気が澄んでいて
星の綺麗なところに育ったせいでしょうか、それが作品に色濃く反映しています

大成建設のCMは新海作品だという事、君の名は。での巫女の舞は中村壱太郎
さんの振り付け(実写映像も出展)だという事など興味深いことも知りました

ゆっくり観て回って1時間、心の洗われる思いがいたしました
ハリウッドで実写版によりリメイクされるそうですが、このアニメを凌駕する美しい
映像の作品にしていただきたいものです(できるものなら)

折角都心まで出ましたので、合わせ技で月イチ歌舞伎も観賞しようと、日比谷線
で東銀座に移動、東劇で「め組の喧嘩」を拝観しました

19世紀初頭、神田の鳶職と相撲取りの乱闘は史実だそうです
酒席、力士、喧嘩というと昨今マスコミをにぎわせている騒動が連想されますが
この公演は2012年ですから、そんなことは意図しておりません
喧嘩をするのは人間の性ということで、時代がいつになっても起こりうることです

ワタシは腕っぷしが強くない意気地なしなものですから、取っ組み合いの喧嘩など
したことはありませんが、口論は枚挙にいとまがないほど経験しておりますし、
ガン飛ばしくらいは今でもやっております
今日もめ組の頭(故十八世中村勘三郎丈)が「やっつけろ!」とタンカを切るところ
では胸のすく思いがしたのも事実です(きれいごとの反戦は語れません)

最後は力士を管轄する寺社奉行と火消しを管轄する江戸町奉行の御威光により
お互いにお裁き預けとなって一件落着します

ここで舞台背景が突然開かれ、そこは平成中村座の仮普請のある浅草、スカイ
ツリーも目に飛び込んできます
そしてお神輿がわっしょいわっしょい乱入してきて、キャストの勘九郎君もその父の
勘三郎丈も担ぎ手に回って映像はスローモーションになる
亡き勘三郎丈の追善となっているのですね、恥ずかしながら胸にグッとくるものが…

てへ、ここんところなんだか涙もろくなっちまってよぉ
昨日で泣きつくしたと思っていたんだが
そういやぁ、郁恵さんの朗読した「水色のマフラー」でも目の奥がじんとしやした

ガラにもねぇ
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