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2017年11月28日21:44

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椿姫@新国立劇場〜徹・郁恵のてづくりライブ@東京グローブ座

まずは新国立劇場新シーズン2作目、このプロダクションは2015年に続き2度目ですが、
ミニシリーズに組み込まれておりますし、好きな演目であり、かつ前回悪い印象でもな
かったので再見致しました

前回と変わる評価ではありませんでしたので、2年前の日記の感想に特に付け加えること
はございません

歌い手もアルフレードのアントニオ・ポーリは前回と同じ、不可はなく、強く印象に残るとい
うわけでもありませんが、そもそもアルフレードという役はそれほど強烈なキャラでもない

ヴィオレッタのイリーナ・ルングは美形で、どくたーT氏のブログでは酷評されていましたが、
これは腑に落ちない、確かに言われるようにメゾ系の音色でしたが、高音が伸びきらない
という批評は(本日聴いた限りでは)当たっていない気がします
第一幕最後の高音Esは、やや絶叫ぎみではありましたがテヌートも充分だったと思います
終幕もメゾの音色は憂いを含み、「パリを離れて」が蚊の鳴くような声と評されていますが
そうとも思えません、本日が千秋楽ですから出し切ったのかな
大体がこの終幕は大音声で吼えまくる場ではないはずです

指揮は前回のアベルのほうが遥かにいい
座付で手兵のオケ・合唱を振るのなら、今回のフリッツァみたいにタクトは殆ど動かさず、
左手で表情付けする振り方でもいいのでしょうけれど、客演でこれはないでしょう
オケも声楽陣も合わせにくかったのではないかな
どくたーTによれば19日はかなりズレまくったらしいです

オケは東フィルで、弦がキチャナイのはお話にならない
同時期に二期会のこうもりもあったようで、勢力が二分されてしまったのか、東条さんに
こうもり組も酷評されていました
これと比べれば藤沢市民オケはよくやったと申せましょう

続く徹・郁恵の舞台まで2時間の間がありますので、腹ごしらえをするにしても丸亀製麺で
親子丼を頂いたのですが、それだけではまだ時間が余る
新宿から新大久保まで、山手線内回りでほぼ一周致しました(その間週末に備え、トロイ
ラスとクレシダの台本下読み)

何故に徹・郁恵かと申しますと、徹さんと文学座のよしみで鵜山君の演出なものですから
これで鵜山演出の舞台は今年10本目です

基本的に絵本の朗読の会なので鵜山君としても腕の振るいようがなかったでしょうけれど、
逆にそうでもなかったら多忙な彼のこと、引き受けなかったと思います

事前にフジTV僕らの時代やテレ朝徹子の部屋で夫婦そろって番宣されてましたが、
まあその通り、今年真珠婚(30周年)ということで夫婦仲がよろしくて結構でした
本日もそんなアットホームな感じが出ていて良かったと思います
 「はやくちこぶた」作:はやかわじゅんこ
 「おまえうまそうだな」作:宮西達也
 「みつけてん」作:ジョン・クラッセン
 「うんこダスマン」作:村上八千世
 「だいじょうぶだいじょうぶ」作:いとうひろし
 「くまさぶろう」作:もりひさし
 「みずいろのマフラー」作:くすのきしげのり
 「めんどくせー」作:渡辺徹
 「星の王子さま」作:サン=テグジュペリ

渡辺徹という方は、ストレートプレイの場合妙に演技に目覚めて、ともすれば演じすぎて
大根臭くなるのですが、元々天然のキャラがいいので、同じく明るい夫人の郁恵さんと
コンビを組むと悪い印象はありません

絵本の朗読に交えて、結婚30周年という事でリヴェンジ、どうも結婚式における誓いの
言葉のとき、徹さんが誓詞を一人で持ち、あまつさえ最後の名前の「妻郁恵」の部分まで
読んでしまったらしく、郁恵さんはそれに30年間わだかまりを持ち続けていたようです
本日はそれをやり直しました
朗読の時は神妙に聞いていた客席も、この夫婦宣誓のシーンは大受けでした

ということで、夫婦の契りを結べずに23歳の若さでこの世を去った悲恋の物語と、
鴛鴦の契りを保ち続けた幸せカップルののろけ話とを、そのいずれもピンと来ない
ワタシは等しく楽しませていただきました

年内、鵜山君の舞台はあと一ステージあるようですが、ワタシはうかつにも失念して
前売りをまだ購入していない
ぴあで確かめたら残席があるようですので明日買いに行きます(これで11本)




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