mixiユーザー(id:1506494)

2017年11月13日22:17

285 view

ホリデイ・イン@東劇

MET LVのアンコール上映のときさかんに予告していた、ブロードウェイ・ミュージカルの
ライヴ・ヴューイングを本日観て参りました

予告の時点ではなんとなく見てみようか、程度の関心だったのですが、東条さんのコン
サート日記を読んだら行きたくなって来まして、今週は月曜から土曜までシアターゴー
イングの予定もないものですから、急遽ネット予約して

ホリデイ・インは同名の映画(邦題は「スイング ホテル」)の舞台化で、そのせいかアー
ヴィング・バーリンの「新作ミュージカル」ということになっています(東条さんは「フルト
ヴェングラーの最新録音みたいなものか」と皮肉っておられます)

原作映画は1942年製作で第二次大戦中、そのため日本公開は戦後を待って昭和22年
ですから、東条さんは懐かしさで感無量と書かれていますが、まさかリアルタイムでは
ご覧になっておられないでしょう(当時8歳)

ワタシにしてもリヴァイヴァルでも観ておりませんのでwikiで原作の粗筋を頭に入れて
おきましたが、この舞台版では細かい設定は変えているようです
チャーリーという小生意気な少年を登場させたり、家政婦メイミーをこの役を演じた女優
の名前ルイーズに変えて狂言回しとして活躍させています

ストーリーはショウマンたちのライヴァル心や恋のさや当てという古典的なもので、
ショウビジネスの世界を描いていますので、しぐさが踊りになり、セリフが歌になるという
感じではありません(レヴュー形式というか)
現代になってこういうオールド・ファッションなミュージカルが製作されるというのも驚き
ですが、アメリカ人にすれば王道であるのかもしれません

ワタシにとっては郷愁以前の世界ですが、歌はともかく踊りのシーンはやはり圧巻です
歌の得意なジムとダンスの得意なテッドという役は、それぞれビング・クロスビーと
フレッド・アステアを当て込んで書かれたと思われますが、今回の舞台版ではテッドを
演じたコービン・ブルーがアステアとは別の男の色気を感じさせて魅力十分でした

オーケストラを指揮した人物はジーン・ケリーに似ているんですけれど、スタッフ・クレジッ
トにあるのはAndy Einhornという名前でした
Googleで調べるとミュージカルを数多く指揮をしている人のようで、NYフィルなども指揮
しているのですが、写真を見ると本日の指揮者とは別人でした
なので、ジーン・ケリー似の役者が指揮者を演じたのかもしれませんね(洒落なのかな)

歌はともかくと書きましたが、アーヴィング・バーリンの曲はもちろん素晴らしい
Cheek to cheekは彼の作品だったのですね、劇場を出た後も口ずさんでおりました

クロスビー/アステアの原作映画が観たくなりました(安売りDVDで手に入るみたいです)


2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年11月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930