mixiユーザー(id:2490213)

2017年10月07日23:20

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その先にあるものへ

私は本職とは別に、社内のいくつかの業務の手伝いをしている。
一番性に合っているのが、講演関係だ。
元々根が暗く、精神防御力が低いため、不要な不安に心を蝕まれたりすることが多い。
そんなとき、大きな講演の仕事が入ると、一気に夢中になって辛い気持ちを吹き飛ばしてくれる。

だがこの仕事は社内では扱いが軽い。
やはり時代の要請もあり、圧倒的に英語関連の業務が花形だ。
英語が不得手な私は、表舞台とは距離を置いたところで活動している。

今日は誰もいないオフィスで日本語におけるコミュニケーション的な講演の準備をしていたのだが、ふと想像力が働いた。
Googleの何とかいうサービスを見れば分かるように、今の子供たちが社会の主役として活躍する10年後20年後には、誰もが完璧な同時通訳機能を携帯しており、もはや言葉の壁は考えなくてもいい時代が来るのではないか。
そんなとき言語以上に重視されるのは、生体としての脳と直接デバイスで繋がる、母語−我々にとっては日本語か−でのコミュニケーション能力なのではあるまいか。

やはり今手伝っている業務も、そう簡単にリストラやギブアップをしてはならない。
英語ブームの先にあるもの。
真に地球を舞台として若者を羽ばたかせるためのサポートをすることができるのは、きっとこの仕事の先に繋がる何かなのではないだろうか。

つけ麺を食べ過ぎて太鼓のようになった腹を擦りながら、ふと考えた夜だった。
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