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2017年09月06日11:54

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鬼子母神境内の椋の木

 これは六月に撮った写真。めじろ台だけど、歩いて10分くらい離れた雑司ヶ谷鬼子母神の分社(というのか)らしい。
 境内で見たこの大木は「椋(むく)」の木。僕にとっては懐かしい名前。イマドキの都会の人は知らないでしょう。この木は秋になると、小さめのサクランボみたいな実が黒く熟してたくさんなる。これがリンゴみたいな甘さがあって、いまほどお菓子もそんなになくお小遣いも持ってない田舎の子供は季節を楽しみにしてた。秋は山に入るとグミとかアケビとかいろんなものがなる山歩きが楽しみの季節だった。
 中でも椋の実は人気があった。ただ、椋の木は枝が裂けやすくて木から落ちる子が続き、小学校が禁令を出したのを覚えてる。未熟な実は青いんだけど、母もよく知ってて喜んでくれ米櫃に入れると甘くなるよ、とブリキの米櫃に入れてくれたのを覚えてる。熟してから二人で食べた。僕が小学校のころです。
 そういえば、田舎の天満宮にこの大木があって、友人が教えてくれた。面白いやつですばしっこくて、木登りもうまかったんだろう。枝をつかんだら、「う×こがついいててさー」とぎゃははと笑った顔を覚えてる。椋鳩十という詩人の士が国語の本に載ってましたな。
 話に聞いたけどここから数キロ離れいる雑司ヶ谷鬼子母神とは地下に穴があって通じているんですって。ここで書いた東京一(だと思っている)の魚屋はすぐ近くなのです。
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