日曜は、午後から映画2本。
1本目は「ボブという名の猫」。
これは、薬物依存のストリートミュージシャンが1匹の猫と出会った所から始まる奇跡の実話を映画化したもの。
薬物依存から抜け出し、人生をやり直すきっかけが守るべきものが出来たから、と言うのは理解し易いものだし、人が人らしく生きるために必要なのは何かを考えさせてくれる、よい物語だと思う。
でも、本当の奇跡は、猫のボブだろう。
ああやって、人の肩の上に乗って、じっと大人しくしていられる、人懐っこく、大人しい猫はまずいない。実際、映画でも、本物のボブがその多くのシーンを再現している、と言うのには納得だ。
2本目は「関ヶ原」。
これは、司馬遼太郎による同題小説を映画化したもので、日本最大の合戦、関ヶ原の戦いを、石田三成側の視点で描くもの。
文庫本で3巻になる長編を2時間強で描くのはさすがに厳しく、台詞の多くは「シン・ゴジラ」並の早口でまくし立てられ、しかも、それが現代語ではないので、ちょっと気を抜くと聞き落としそうになってしまう、と言うのは如何なものか。
また、邦画としては大規模ながら、両軍合わせて15万の大軍が激突する合戦を再現し切れず、小規模の遭遇戦の連続のようにしか描けなかった事、そして、その戦いの推移が台詞で説明されないと判らない、と言うのも残念に思えた部分。
義を貫く事に美を感じる三成と、なりふり構わず天下を獲ろう、とする家康、と言う構図は、かつては新鮮だったのだけど、「真田丸」で1年がかりで描かれてしまった後ではいささか新鮮味のない設定になってしまったのが惜しい。
また、その三成と家康の対比を、配下の伊賀者の女忍者の扱いで描き分ける、と言うのもちょっと安易だったか、と思った。
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