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2017年08月07日09:01

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2017年7月21日(金) クーフシュタイン要塞

午前中は何もやることが無いので、以前から気になっていたクーフシュタイン要塞Festung Kufsteinに行ってみることにした。この要塞(城)はQBBの駅から南側にイン川の橋を渡った先の上り坂の上方から右に折れたところに入り口がある。駅から5分と言ったところだろうか。門を入るとすぐ右にモダンな事務所がありそこで入場券を買う。大人料金は冬季が€10.00、夏季は€11.50。入口でガストカルテを持っているかと聞かれ、しまったもらってくるんだったと後悔する。でもここのおばさん親切で、どこのホテル?キーは持ってる?と立て続けに聞くので、ホテル名を告げ、カード・キーを出す。しかしそのキーは両面とも真っ白だ。それでも€10.40にまけてくれた。有難う、おばさん。
スロープを上がりクーフシュタイン要塞の有料エリアに入場すると、そこはちょっとした広場になっており、その一角にマクシミリアン皇帝パノラマバーンと言うケーブルカー乗り場がある。この要塞は海抜507mの丘の上に建っており、この広場から城塞エリアに登るのはこのケーブルカーを用いるか、トンネルの中の道を歩くことになる。城に住んでいる者にとってはこの高低差(90mと書いている文献もあれば、このケーブルカーの運行距離が50mとしているものもあり、定かでないがかなりの高さがある)は大変不便なので、17世紀に食料などを運搬するためにここに昇降機がつけられたのが始まりのようである。そして1999年に現在のようなモダンな自動運転のエレベーターに近いケーブルカーの運行が開始された。
ここケーブルカーで上に登るとロトゥンダと言われる円形の部分。そこから表に出て道なりに坂道を上ると左手に現在も使われている瀟洒なレストラン。さらに先に進むと博物館(表に犬の絵と「Wir müssen draussen bleiben.」という表示)で、博物館に入るとこの部分の城館をほぼ一周しカイザートゥルムという円形の塔に至る。ここの壁際にはバウムクーヘン状の牢獄が並んでいる。この建物の前(屋外)には10門ほどの各種の大砲がずらっと展示されていた。これらの建物の西側には城壁が配置されており、イン川や駅方面、そして山々が眺められる。また拷問の様を展示した拷問室、危急の際の抜け道であろうか、かなりの長さの地下道などを観ることが出来る。また西端には円形のヨーゼフブルク・フェストゥングスアレーナという1745年に完成した屋外グラウンドがあり、現在はその上にドームが乗っていて各種催し物に使われている。ただし門が閉じていてここへは行けなかった。帰りは歩いて降りようと坂道を降り始めると、その中ほどにビュルガートゥルムというこれまた円形の建物があり、この中にヘルデンオルゲルというオルガンが収められている。12時ごろから15分ほど演奏を聴くことが出来る。坂道を下るとトンネルとなり、さらに屋根付きの通路を通ってケーブルカーのある広場に出る。予想以上に見どころが多かったので、見学に2時間強かかった。
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