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2017年07月25日22:28

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2017/07/21(金)アルチンボルド展@国立西洋美術館

国立西洋美術館で開催されている、アルチンボルド展に行って来ました。


案の定、知識は特に無い状態で観に行ったのですが、それでも色々感じる事、考える事があり良かったです。

自然の存在をそのまま精緻に書き表す能力が土台にあって、その上での試みがあるため、とても見応えがありました。


同じ会場内に、アルチンボルドのフォロワーの作品も並べてあったのですが、おかげで比較して特徴が伝わったように思います。
自分の気付いた点としては、フォロワーの作品は「これは目」「これは口」のようにパーツごとに似た素材を当てはめて別のものを表す感じが強いのに対し、アルチンボルド本人の作品は各種のモチーフを並べた結果全体でその輪郭が浮かび上がってくると感じました。
そのため、近くによると何を表したものなのか判らず、少し離れてみると別の認識に繋がる感じです。


また、単に魚や野菜などで顔を表すと言う層以外にも、四季、四大元素、人物の属性など複数の意味合いが重ねられていて、そのコンセプチュアルな試みも好みでした。
(音楽で言うとプログレっぽい)

技法で言えば後にコラージュとして広がるものを、手書きの時代に実践していたようにも感じました。


最後に、誘って下さったMMさん、ありがとうございました!
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