日本中あちこち訪れるうち、全県制覇したものとおもいこんでいたが、
秋田と岩手には行ったことがないのに気がついた。
だからというわけじゃあないが、このたび縁あって岩手の渓流釣りに
誘われた。
柳田國男の遠野物語で有名な、遠野あたりから猿ヶ石川を、あすこだ
ここだと彷徨い走る。
河童淵あたりで広い空を見上げ、田園にひとときの遠野をひたり、
すたこらさと山に向け一路。
空梅雨のせいかこころなし水量が少ないが、岩手の渓流は砂岩系の
土地のようで水底が明るい。
葦のたぐいも少なく、いずこもルアー、テンカラ、フライが振り易い。
魚種はイワナとヤマメの混棲で毛ばりにもルアーにもよく出てくる。
のらない、あわない、ばれる、釣り落とす。。。
まあ腕が悪い、ということですな。
ずいぶんぶりの渓の釣りに、神は在らぬものかとおもいもするが、
心は洗われ気分爽快。
夜は高原の空に満天の星を眺めつつ、宮沢賢治も同じ空を見たかと
悠久におもいをはせ、また一杯また一杯と更けゆくのだった。
雨もなく早や夏の様相の岩手にただただ感謝。。。。。。
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