鯛めし、松茸ご飯、クロタケ炊き込みご飯、タケノコご飯、
ダイコン菜めし・・・
炊き込みご飯はなんでもウェルカム。唯一 昔から苦手だったのが、豆ごはん。
炊き込まれるにかかわらず、オムライスにのってるのとか、
とにかくグリーンピーが散らばっているとダメ。
むろんあれらは缶詰めのグリーンピースで、なんともいえない不味さ。
あるとき、あれは霞町の「つくし」でのことだった。
締めにご飯はいかがですか?。豆ごはんがおいしい季節ですよと、
店の人にすすめられ、なんやかやケチをつけながら食してみた。
なんと!目からウロコである。
豆の持つほのかな旨味と、小粒ながらもふくいくとした食味。
うっすらとした塩加減のごはんとよく合うこと。
以来、初夏の豆ごはんは欠かせぬものとなった。
数年前から二株ほどの苗を買ってきて鉢植えにしベランダで育てはじめた。
五月のこの季節、サヤがはち切れんばかりになる。
ていねいにひとさやずつ摘みとり、土鍋で豆ごはんにする。
コツは豆を取り出したさやを捨てないで、鍋に水をはり塩少々、
このさやを豆と一緒に茹でる。この茹で水で米を炊く。
炊き上がったら豆を加え、蒸らしかき混ぜる。
これだけのことだがまこと旨い。
おかずと一緒に食すのがもったいないとすらおもえる。
ごはんだけで 二膳はいける。シンプルかつ奥が深い。
二株だけなのに3、4回は収穫できるから、ことしも
たいそう満足した。年に一度、旬の贅沢である。
が、スーパーで買ってきたグリーンピースではこうはいかない。
やはり摘みたてがものを言うようだ。。。。。
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